11月7日
クライマックスシリーズ1stステージ
甲子園(vs巨人2敗)
阪神2vs4巨人
投手:青柳、伊藤将、アルカンタラ、岩崎、スアレス
〜MVP〜
伊藤 将司
1 1/3 被安打1 奪三振2 与四死球1 失点0
逆転を許し、尚も2アウト1,3塁の場面でマウンドに上がり、満塁にピンチを広げるも無失点。4回表も無失点に抑え、試合を作りました。
《戦評》
ペナント最終戦同様、結局打てない守れない。
失点4、自責点0で負ける……究極の“打てない守れない野球”をやってくれちゃいましたね。
3回表の中野選手のエラー……先制した後の次のイニングの先頭打者という大事な場面だっただけに痛かった。。。
8回表の大山選手のエラー……これはちゃんと捕っても間に合わないから仕方ない。
まあ、結果的には中野選手のエラーで負けたという試合になってしまったけど、中野選手は責められない。ペナント中盤以降、主力が機能しなくなったチームを支えたのはルーキー達であり、中野選手であるわけで、ルーキーのエラーを主力が打ってカバーして欲しかった。
“若手・中堅・助っ人”のバランスが崩壊して失速した今シーズン、最後の最後でもその影響が出たのは残念でならない。
で、8回表の守備。
エラーで出たランナーを1塁に置き、バッターは丸選手。2年前のCS、意表を突いた丸選手のスクイズで負けた過去があるにも関わらず、初球から勝負をしてしまう“岩崎-梅野”のバッテリー……何で一球外して様子見をしない?
結局、三塁線にセーフティバントを決められ内野安打でランナーをためて、トドメの4点目を取られました。
ここに僕は“選手任せの限界”を改めて感じました。
あれはベンチが梅野選手に『バントあるぞ。』とか言わないと。あの大事な場面で黙って観てるだけなら、監督でもコーチでも何でもないわ。
こういうのがシーズン中も再三あったからね、『また同じことやってるよ…。』って思いました。
選手たちの個々の力は上がったかもしれないけど、それを指揮する監督・コーチがいつまで経っても成長しない。
状況に応じたバッティングと守備、そもそも守備に関してはエラーを無くすという初歩的なところから細かく指導しないと、選手任せのままではいつまで経っても“チャンスで凡退”、“エラー”、状況判断が出来ずに勝負を急ぐ”の繰り返しで負け続ける。
監督・コーチにはもっと試合に関わり、チームを勝たせる采配や細かい指示を出して欲しい。そのスタイルで優勝して初めて“選手任せ”という選択肢が出ると僕は思います。
監督・コーチは選手たちに成長を促す前に、自分たちの成長を求めてオフの期間を過ごして欲しい。