9月3日
甲子園(vs巨人8勝8敗)
阪神7vs3巨人
投手:西 勇、岩貞、岩崎、スアレス
〜MVP〜
中野 拓夢
4打数1安打3打点
7回裏に同点に追いつき、尚も2アウト満塁のチャンスで勝ち越しとなる走者一掃のタイムリースリーベース‼︎ チャンスメイクを期待されての1番起用だったと思いますが、チームを勝利に導く決勝打を打って魅せました。
大山 悠輔
4打数3安打3打点1盗塁
7回裏1アウト満塁のチャンスからレフトへ同点タイムリーツーベースを放つと、8回裏にはダメ押しとなるタイムリーを放つなど3安打3打点の大活躍。7番での起用でしたが、中軸で作ったチャンスをモノにするバッティングは見事でした‼︎
《戦評》
5回裏終了時点で1人もランナーを出せていなかったものの、6回以降見事な反撃で首位攻防戦の初戦を勝利で飾りました。
“1番中野、2番島田、3番近本、4番マルテ”と弄った打順が機能したかと言われると微妙なところですが、打順の巡りを考えると弄った甲斐があっての勝利だったのかなと思います。
通算100勝に王手をかけてから6連敗中の西 勇輝投手はこの日も坂本選手と組んで6回3失点。勝ちは付かなかったですが、坂本選手と組むと試合は作れていますね。
6回裏の代打・糸井選手のタイムリー、そして7回表を無失点で抑えた岩貞投手。この2人の活躍も大きかったです。
9月4日
甲子園(vs巨人9勝8敗)
阪神4xvs3巨人
本:梅野3号(5回裏2ラン)、大山15号(9回裏2ラン)
投手:ガンケル、及川、小川、岩貞
〜MVP〜
梅野 隆太郎
3打数1安打1本塁打2打点
天敵・髙橋投手から一時逆転となる2ランホームラン‼︎ ずっと抑え込まれている髙橋投手から2点を取れた……これがサヨナラ勝ちに繋がりました。
大山 悠輔
4打数2安打1本塁打2打点
9回裏ノーアウト1塁の場面で、相手守護神・ビエイラ投手からレフトスタンドへサヨナラ2ランホームラン‼︎ 打った瞬間、確信があったのか右手を突き上げていた姿がかっこよかったです‼︎
《戦評》
連日の劇的逆転勝利で首位攻防戦のカードを勝ち越しました‼︎
この日はシーソーゲームでしたが、余計な追加点を与えなかったことが勝利に繋がったと思います。ピンチを背負いながらも無失点で抑えた及川投手と小川投手、そして9回表を3人でピシャリと抑えた岩貞投手……ナイスピッチングでした‼︎
打線は8回裏に1アウト満塁のチャンスでマルテ選手が痛恨のダブルプレー……これでもう終わったと思いましたが、9回裏に大山選手がサヨナラ2ラン。先頭の糸原選手が粘って粘ってヒットで出塁したのも大きかったです。
今シーズン少なかった逆転勝利がここにきて増えてきているのは良いことですね。
9月5日
甲子園(vs巨人9勝8敗1分)
阪神6vs6巨人
〜MVP〜
糸井 嘉男
1打数1安打1打点
7回裏、1点差に迫り尚も2アウト1塁の場面で代打で登場。ここ最近、代打で結果を残しているベテランはここでも打ってくれました、左中間に同点タイムリーツーベース‼︎ 頼れる代打の切り札になりつつあります‼︎
小川 一平
1回 被安打0 奪三振1 与四死球0 失点0
4点を返した直後の7回表をテンポ良く三者凡退に抑え、阪神に来た流れを相手に渡さないピッチング。
岩崎 優
1回 被安打0 奪三振2 与四死球0 失点0
ロベルト・スアレス
1回 被安打0 奪三振0 与四死球0 失点0
同点に追いつき迎えた8回表、9回表を勝ちパターン2人がピシャリと抑えるナイスピッチング。相手に少しも流れを渡さない完璧な内容でした。
《戦評》
6点ビハインドからの同点引き分け。これは勝ちに等しいし、こういう試合がずっと欲しかった…‼︎
6回裏も7回裏も相手のミスにつけこむ形になりましたが、エラーの多い阪神はいつもこういうことをやっていると考えると恐ろしい……。。。
打線がスタメン野手、代打とよく繋いだと思います。序盤はゲッツーでチャンスを潰していましたが、6回以降はそれぞれが最低限の役割を理解して実行していたのが印象的で、その積み重ねが同点に繋がったかなと。
ただ、個人的に引っかかるのは5回表に岡本選手に打たれた3ラン……梅野選手のリードについてちょっと思うことが(後述)。
〜3連戦を終えて〜
首位・巨人を相手に2勝1引き分けで首位奪還。正直、3タテくらうだろうなと思っていたからカード勝ち越しにはビックリだし、負けなかったことにはもっとビックリ(笑)。
ただ、3試合いずれも負けてもおかしくない試合だったのは事実。3試合とも先制を許して、ビハインドの状況で終盤に入ってますから。それでも負けなかったのは大山選手の復調や打線のここ一番の集中力、そして余計な追加点を与えなかったリリーフ陣の粘りがあったからだと思います。
勝てなかった9.5の試合は2番手・藤浪投手の3失点が余計でしたが、あれは梅野選手次第で防げたことだと思います。勝負を急いであわよくば三振を狙いにいった欲が災いして3ラン被弾……。“あわよくば三振とか内野フライ”を狙いにいった球が甘く入って打たれるパターン……今年は結構あるんですよね。配球としては良いんだろうけど、ちょっと投手のコントロールを買い被りすぎてるかなと。細かいコントロールがある投手は少ないので、“あわよくば”という欲は捨てて、欲しいのはストライク球なのかボール球なのかハッキリと提示していって欲しいですね。