『ダイヤのA actII』感想 #23 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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初戦を終えて……


初戦となった由良総合戦をコールド勝ちと良いスタートを切った青道は、勝ったチームと4回戦で当たる“豊綿vs八弥王子”をスタンドから観戦。八弥王子には、守備の名手であり東京選抜にも召集されていた川端雅紀がいます。
東京のセカンドは、この川端と同じく東京選抜に召集されていた創聖高校の奈良がズバ抜けているみたいです。


チームはコールド勝ちを収めた中で唯一良いスタートを切れなかった沢村の視線はずっと下……。その沢村に真っ先に声を掛けたのは1学年下の奥村。初戦だから緊張していたのかという奥村の問いに、『知らず知らずのうちにいつも以上のことをやろうとしていたのかも…。』と、まだ整理が出来ていないと前置きした上で振り返った沢村。



それでも『自分のボールでチームに貢献したい。』と次戦以降へのリベンジを誓った沢村。奥村も『手伝えることがあれば何なりと。いつでも付き合います。』と返し、観ている側としては沢村と奥村の仲の良さというか、関係性にちょっと感動しました。


寮に戻ってから沢村は、由良総合戦の自分のピッチングを映像で確認。四球を出したシーンで、映像をチェックしている沢村が動揺。すると、すかさず奥村が『乱れてますね、心も。』と容赦ないツッコミ(笑)。さらに、『前から沢村先輩は感情がうるさぃ……豊かすぎると思ってました。考えていることが全部表に出るのは、投手としてどうかと。』とツッコミを続けます。
そのツッコミに『今、うるさいって言いかけたな‼︎』と返す沢村と『すみません。』と謝る奥村のやり取りが笑えました(笑)。


由良総合戦後に、榊監督と話した片岡監督。
別れ際に榊監督が『あの先発ピッチャー(沢村)だけどよ、お前のエース初登板と重なる部分が多かったな。』と笑いながら、片岡監督に語りかけました。当時の片岡監督も気持ちが空回りして四球に暴投と大荒れだったようです。片岡監督は榊監督に言われるまで忘れていた模様(苦笑)。
そんな経験をしている片岡監督だからこそ、榊監督は『チームがエースを育て、エースがチームを強くする。良いピッチャーに育ててやれよ。』と激励。
その日の夜、沢村を監督室に呼んだ片岡監督は4回戦ではいつでも出れるように準備しておくように、と沢村のモチベーションを上げると同時に『今日の経験を無駄にするなよ。』と、エース・沢村への信頼が揺らいでいないこと、沢村本来のピッチングに期待していることを強調。前回の感想で書いた通り、しっかりと沢村の精神面のフォローをした片岡監督。さすがです(尊敬)。


『勝ち続ければやり返すチャンスはくる。』


由良総合戦は沢村の乱調が誤算ではあったものの、ピッチャーと一心同体のキャッチャーからしたら“何かしてあげられたのではないか”という考えになるのは自然な流れか……奥村は御幸に“どうしたら試合中にピッチャーを立ち直らせることが出来るのか”を問いかけます。
御幸は『それが出来なかったから沢村は代えられたんだけど……』と、まさかの質問に困惑しながらも奥村の真剣な眼差しを見て、自論を展開します。



『あれだけいつもと違うピッチングをしてたら代えられても仕方ない。それは本人が一番分かってるんじゃないか? 全国制覇を目標に掲げ、そのスタートの大事な初戦……たとえエースでも調子が上がらない選手には見切りをつけて当然だ。判断の遅れは許されない。準備をしている選手は他にもいる。


立ち直らせることよりも準備している選手は他にもいるのだから、早い段階で見切りをつけることが大事……っていうのが御幸の考え。まあ、勝ちにこだわるならそうでしょうね。
昨秋の落合コーチのように“一人の投手の成長の為にこの大会はその投手と心中する”という育成重視の考えなら、どんなに調子が悪くても続投でしょう。


でも、全国制覇を目標に掲げているなら時には見切りをつける非情さも必要……僕も御幸と同じ考えですね。実際、春の市大三戦では継投のタイミングが遅れてビッグイニングを許し、チームは負けたわけで、今回の片岡監督の継投のタイミングはベストだったと思います。


冷静な意見を言った御幸ですが、『それでも……勝ち続ければやり返すチャンスはくる。バッテリーなら同じだろ? 本来の力を出しきれなかったアイツ(沢村)と同じだけ、俺も悔しい。と、最後に感情を吐露。
御幸は常日頃から『ピッチャーとキャッチャーは一心同体』とか、『ピッチングっていうのは、投手と捕手が一体になって作り出す作品』って言ってますからね。沢村の本来のピッチングを引き出せなかったのは相当悔しかったと思います。



因縁のカード、三度目の実現。


各地では4回戦が始まり、市大三と薬師が共にコールド勝ちで5回戦進出。これにより、5回戦で“市大三vs薬師”のカードが決定。これはもう何かの因縁か……。
昨夏、昨秋に続いて作中では三度目の対戦。過去2戦は共に薬師が勝利していますが、薬師は大会前からエース・真田 俊平を筆頭に怪我人続出と不穏な情報があったし、1年生野手3人がスタメンに名を連ねているあたり、万全の状態とは言えない……かも(1年たちが実力でレギュラーを勝ち取ったならまだ良いけど、関東大会ではエラーしまくっていたみたいだからなぁ……)。
一方、市大三は昨秋の敗戦を経て成長を遂げたエース・天久光聖の仕上がり具合がかなり良い模様


うーん……市大三が優勢かなぁ。5回戦を勝てば準々決勝……まだまだゴールは先なのにここで市大三か薬師が消えるのか……。。。



#24に続く。。。