『ダイヤのA actII』感想 #22 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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青道vs由良総合‼︎


西東京大会3回戦。シードの青道にとってはこの試合が夏大の初戦。エース・沢村に先発を託し、片岡監督の恩師で青道の元監督である榊監督率いる由良総合との試合に臨みます。


青道に入って初めてエースナンバーを背負い迎える公式戦。負けたら3年は即引退の夏のトーナメント、2年の自分が足手まといになるわけにはいかない……色々な思いを持ってマウンドに上がったであろう沢村ですが、この日は気持ちが空回り(ー ー;)
初回に自らの悪送球でリズムを乱すと、タイムリーと内野ゴロの間に2点を奪われ、あっさりと先制を許します。まあ、青道は初戦で浮き足立っている一方で由良総合はこれが3試合目。実力差はあっても序盤は現実でも案外こんな展開だったりする。


ただ、この日の沢村の空回りは異常……。
内野ゴロを打った際に重要では無い場面、しかもまだ2回裏なのにヘッドスライディング……。出塁出来なかったことを詫びた沢村ですが、落合コーチは『気持ちが入っている入ってない以前の問題。』と厳しい評価。
ヘッドスライディングはある意味捨て身で、手を骨折するプロ野球選手もいるから、序盤からやたらにするものではないですよね。『ピッチャーはヘッスラしてはいけない。』と言うつもりはありませんが、序盤にピッチャーがヘッスラするということは味方打線を信用していないと言っているようなもので、倉持がキレ気味でしたが野手からしたらあまり良い印象を受けないんでしょうね。。。


一人でチームを勝たせようとする姿は、まさにエースナンバーを背負っていた時の降谷と同じ。当時、降谷は小野に『俺たち3年、そんなに頼りねぇか?』って言われてましたが、今の沢村もきっと同じことを聞かれますね。。。
力みが取れず、球にいつものキレも無ければコントロールも定まらない……毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。


守備からリズムを作り、チームに勢いをもたらすいつもの沢村栄純のピッチングは影を潜め、1アウトから四球を出した4回表……片岡監督がピッチャー交代を告げ、沢村を諦めることに。失点こそ初回の2点だけに食い止めましたが、とてもじゃないけどこれ以上見ていられるような投球内容ではなかった……ということでしょう。
春の都大会での市大三戦では降谷に期待し過ぎて継投が遅れた片岡監督ですが、ここはスパッと沢村を諦め、川上にスイッチ。これは良い判断だったと思います。エースを4回途中で代えるということはメンタルケアをしっかりしてあげないと、選手を壊しかねないわけですが、片岡監督ならそこらへんも上手くやるでしょう(今までもやってるし)。
沢村、エースとしての初陣は4回途中2失点とほろ苦い結果に。これも経験ですね。


沢村に代わり2番手でマウンドに上がった3年の川上が4回表を0に抑えます。夏大までの練習試合で安心安定のピッチングを続けていたノリ先輩。エースではないけど、頼れるサイドスロー右腕が1つ下のエースが招いたピンチを切り抜けました。
途中降板の沢村もノリ先輩が抑えるまでクールダウンをせずに見届けていました。



ノリ先輩が流れを呼び込むピッチングをした直後の4回裏、キャプテンの御幸が同点のソロホームラン。
沢村の降板後、『沢村の力になれなくて悔しい。』と川上に言っていた御幸。今までの御幸を考えたら、悔しいというより“力になれなかった自分に怒っている”のかなと。ホームランを讃えにきた沢村に『チームを背負っているのはお前だけじゃないんだぜ。』と厳しい表情で告げたのも、頼ってもらえなかった自分にキレてるようにも感じました。まあ、もちろんシンプルに沢村に目を覚まさせる意味もあったと思いますが……。


同点に追いつき、チーム全体が落ち着いたのか、そこからは打線爆発。序盤に苦戦していたのが嘘のように、どんどん点差が開いていき、最後は結城のホームランで8点差がつき7回コールド。終わってみれば10対2で青道が順当に初戦突破
8点差はついたものの、由良総合は強かったと思います。榊監督は沢村/御幸のリードをこれまでのデータを基に完全に読んでいたので、沢村の状態が良くても苦戦していたかも??


稲実、市大三、薬師も順当に4回戦進出を決め、夏独特の緊張感が高まってきてます。


#23に続く。。。