『ダイヤのA actII』感想 #10 | KENのブログ〜Flying to the World〜

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☆ボスノート。
片岡監督は青道野球部全選手と野球ノート(通称ボスノート)でコミュニケーションを取っていて、約100人いる部員全員分のノートを見て、丁寧に自分の言葉を添えて返す……監督だけをやっているならまだしも、片岡監督は国語教師という立場で授業も担当しているわけで、自分の時間を削ってまで青道野球部に時間をかける。選手たちはそれを分かっているから、片岡監督についていく……泣けるって、これ。。。


片岡監督は白龍戦で好投した沢村を褒めると共に、『自信の上には奢りがあり、謙遜の下には卑屈がある』とボスノートに記しました。今まで同様、一歩また一歩と成長していけということですね。そして最後に『次の登板も期待している。』と熱いメッセージを添えた片岡監督。これ、沢村めちゃくちゃ嬉しかっただろうなぁ(笑)。


一方で、降谷には『お前の目指す日本一の投手とはどんな投手だ?』と、漠然としている降谷の目標に対して、より具体的な投手像を聞き出す片岡監督。降谷の目標の大きさを甲子園準優勝投手の経験のある片岡監督は分かっていると思うし、降谷の現在地からしたら程遠いのも分かっていると思う。
だからこそ、ここで降谷自身が求める“日本一の投手”を尋ねる……目標を頭ごなしに否定するのではなく、まず何を求めているのかを知る。片岡監督って、選手とのコミュニケーションに間違いがないよなぁ。国語教師だから言葉を大事にしているし、選手が抱える問題点に対して間違ったアプローチはしない。
まあ、監督を何年も経験して得たものだと思うけど、ホント凄い。降谷も監督に聞かれたことで、自分で“日本一の投手とは”というのを今一度考えるキッカケになるし、ノートに書くことで形として残るからボスノートは非常に良いですね。


☆降谷、迷い道。
1.降谷と小野の問答。
小野に『そんなに頼りねぇか、俺達3年。お前一人でチームを背負わなきゃいけないくらい頼りねぇか?』と言われた降谷は“そう見えてしまっていた”ことを謝罪。降谷自身は一人でチームを背負っている意識は無かったようです。ただでさえ降谷は豪速球で相手をねじ伏せる投球スタイルなので、それで制球を乱して四球を出しまくっていたら“一人で野球をやっている”と思われても仕方ないのかなと。
与四球が増えたのは巨摩大藤巻のエース・本郷を意識し過ぎて力んでいるからだと思いますが、同学年のライバルですし、対戦して負けているので意識するなという方が無理ですよね。。。


2.降谷、負傷……。
チーム練習が終わり、その日調子が良かった降谷は小野に声を掛けて投げ込みを行います。打者役に由井を立たせて落合コーチが見届ける中、投げた次の瞬間……ボールは高めに外れ、背中や肩に電気が走ったのか、降谷は全く動かず。。。
病院に向かい、診断の結果“肩甲骨辺りの筋肉を痛めている”ことが判明。幸いにも2週間安静にしていれば治る程度で済みましたが、医師は『背中に痛みが出るってことは、投球フォームが崩れているってこと』と指摘。続けて、『このまま投げていたら肩や肘を痛めていた』と、事の重大さを理解出来ていない降谷に危機感を持たせます。立ち会った片岡監督と落合コーチにも言っているように見えましたけど。
まあ、すぐに投げれると思った降谷の猛省は勿論ですが、投球フォームの乱れに気付けなかった片岡監督と落合コーチも指導者としては反省しなければならないところ……ですかね。投球フォームの乱れに気付くのは難しいですけど、実際に怪我人が出てしまったわけですから何を言われても受け入れるしかありません。


3.『俺は止まんねぇからな。』
病院から戻った降谷をまず迎えたのは3年生たち。チームに迷惑をかけてしまったわけですし、これを機に降谷はもっと周りを見ることを覚えて欲しいですね。片岡監督も降谷について『視野が狭い』と言っていましたし。


続いて沢村や金丸たちと遭遇した降谷。
沢村は降谷に大丈夫なのかと尋ねて軽傷であることを確認すると、『俺は止まんねぇからな。万全の状態で戻ってこい。』と強烈なメッセージ。その表情からはライバルが競争から脱落した喜びは一切なく、むしろライバルが勝手に競争から脱落しかけている状況への怒りを感じました。
沢村からしたら、青道に入ってから常に自分の先を行き、エースナンバーをも手にした降谷に真っ向勝負で勝ってエースナンバーを勝ち取りたかったはず。そういう思いが見えたシーンだったし、言われた降谷もちょっとビックリした感じでした。


降谷は伸び悩んでいる感じですが、沢村は市大三戦から上手くいき過ぎていて逆に怖い。どこかで大コケしそうで怖い。。。


#11に続く。。。