『ダイヤのA 2ndシーズン』第45話〜第46話 感想
5回表、青道1アウト満塁のチャンスで5番前園。
前園の気迫に圧され、表情が強張る薬師のピッチャー・雷市。
結局、前園が犠牲フライを決めて3対3の同点。
3つの四球でランナーを溜めて犠牲フライで返す……この回、青道はノーヒットで追いつきます。
逆に、薬師はノーヒットで追いつかれる不穏な展開。雷市は続く6番白州にも四球を与え、このイニング4個目の四球で再び満塁のピンチ。
雷市の父であり薬師の監督である轟監督は、『待ち構えることが基本の守備やバッティングと違って、投手ってのは自ら勝負を仕掛けなきゃならねぇ……。そもそもジャンル違い。戦い方が違うんだ。』と、雷市がマウンドがどういうところか青道に気付かされてしまったと分析。
7番樋笠に1ボールとなったところで、エース・真田を投入。初球、ツーシームで詰まらせて、2アウト満塁のピンチを凌ぎ、エースの貫禄を魅せます。
5回裏の守備につく前の青道……。
御幸が怪我をしていると気付いた前園は、御幸を気遣う言葉をかけます(御幸はとぼけた返事をしましたが…)。ここで監督と、倉持や白州以外の選手たちも御幸が怪我を隠していることを知ります。
御幸は監督に『もし、プレーを見てチームの足を引っ張っていると思ったらいつでも代えてください。』と意思表示。キャプテンであり、4番であり、守備の要であるキャッチャーの御幸を代えるって、結構勇気のいる決断ですよ。。。
御幸の意思に対し片岡監督は『キャプテンだろうが4番だろうが、チームにとっても本人にとってもマイナスでしかないなら代える。無理だと判断した時点で即代える。恨むなら俺を恨め。』と宣言した後、『それでも、プレーするのは俺じゃなく、そこに立っているお前たちだ。スタンドにいる者、ベンチにいる者……全員を代表して試合に出ているお前たちだ。そこに立つなら迷うな。目の前のプレーに全力を尽くせ。お前たちの、青道の野球を見せてこい!』と、選手たちを鼓舞。片岡監督……見た目は怖いけどホント温かい人ですね(T ^ T)
5回裏。
前の回からマウンドに上がっている沢村は、3番三島をチェンジアップで空振り三振に抑え、4番轟 雷市との対決。
過去3度の対決で沢村から2本のホームランを放っている雷市。それでも沢村は臆することなく攻めますが、詰まらせることには成功したもののレフト前に運ばれて、ここは雷市に軍配。沢村のボールは球威が無いので、詰まらせても外野にまで運ばれて、ポテンヒットが結構あるんですよね……。。。
続く5番真田には雷市の盗塁成功後にセンター前に運ばれ、1アウト1・3塁。
チャンスで6番平畠。普段、バントを滅多にしてこない薬師が、ここでスクイズ。一度失敗しましたが、2度目の試みでしっかり決めて薬師が勝ち越しに成功。追いつかれた後、すぐに突き返し試合の主導権を渡しません。薬師のキャプテン・平畠、この場面でスクイズをしっかり決めるのは凄い。この状況、スクイズ失敗のダブルプレーが一番最悪ですからね(普通に打ちにいってのダブルプレーの方がマシ)。
5回終わって3対4。薬師が1点リードで後半戦へ。
スタンドから見ていた高島副部長も、御幸の異変に気付き、ここでドクターチェック。
腹斜筋を痛めている可能性があり、最悪肉離れを起こしているとの診断(その後、実際に肉離れを起こしていたことが判明)。医師は『脇腹を痛めているとは思いもしなかった。おそらく相手チームも気付いていないんじゃ……。』と、御幸の精神力に驚きを隠せない様子。
高島副部長は御幸に、怪我が原因で思うようにプレー出来なかったクリス先輩を近くで見てきたのに、なぜ昨日怪我のことを言わなかったのか問いつめます。さらに、この先の明治神宮大会やセンバツ、怪我が長引いて辛い思いをするのは自分自身だと、訴えかけますが……
『今日勝たないと、センバツも神宮大会も無いよ…。』と、返す御幸。
そして心の声で『それに、監督だっていなくなる…。』
このシーンを見て思ったのは、目の前のことへの執念が大人とは違うなってこと。
大人たちは、ここで無理をしたら将来がどうのこうのって言うけど、その瞬間って選手たちは将来のことなんて見てないと思う。目の前のことに必死、目の前のことに全力。
特に青道の場合は、この試合が甲子園がかかった大事な試合であると同時に、負けてしまったら片岡監督をチームに留める理由が無くなってしまうわけで……
この試合にかける執念が伝わってきたシーンでした。。。
6回表、青道は1アウトから9番麻生が内野安打で出塁するも無得点。
青道の前に薬師のエース・真田が立ちはだかります。
(つづく)
