『ダイヤのA 2ndシーズン』第36話〜第38話 感想
秋季東京都大会 準決勝
第2試合
市大三vs薬師
夏大会の再戦となった準決勝第2試合。
夏大会では、センバツ・ベスト8を果たし優勝候補筆頭だった市大三を乱打戦の末に薬師がサヨナラで勝利しています。
エース・天久光聖擁する市大三。
4番の轟雷市、そしてエースで5番・投打の要の真田俊平を中心とする薬師。主力がごっそりと抜けた市大三に対して、夏大会から主力だった真田、轟、三島、秋葉が残る薬師。
夏大会では市大三の方が格上と見られていましたが、3年が抜けた新チームでは立場が入れ替わりましたね。
試合は2回表、4番轟 雷市が天久からバックスクリーンにライナーで飛び込む先制ホームランを放ちます。
ライナーでのホームランはエグい。
ソフトバンクの柳田悠岐選手が憧れるだけあって、轟 雷市のスイングは規格外ですね( ゚д゚)
しかし、市大三の打線も薬師の先発投手・背番号2の秋葉を攻め立て逆転に成功。
秋葉が背負ったピンチを2番手・三島が抑えてこの回の失点を2点に留めます。
薬師はさらに動き、なんと3回からエース・真田を投入。勝てば翌日は決勝且つスタミナに難のある真田を3回から投入するという薬師の攻めの姿勢。
市大三の天久、薬師の真田。両エースがマウンドに上がってからはスコアボードには0が並びます。
そして迎えた8回表、薬師の攻撃。
1アウト1、2塁のチャンスで4番轟 雷市。1打席目でホームランを放っている雷市でしたが、ここは天久に軍配‼︎
雷市を空振り三振で抑えて、2アウト1、2塁。
雷市から三振を取れるあたり、天久の能力の高さが伺えます。
しかし、4番を抑えて勝負を急いでしまったか……
5番真田に右中間への逆転タイムリーツーベースを浴びてしまいます。
天久には決め球のスライダーがあり、雷市がスライダーでやられているにも関わらず、追い込まれてもストレートに狙いを絞っていた真田がストレートを弾き返して値千金の逆転タイムリー。
逆転され、緊張が切れてしまったのか天久は続く6番平畠にもヒットを打たれ降板……。
結局、夏大会に続き、この秋大会でも薬師が市大三を破るという展開になりました(薬師3vs2市大三)
強豪校・市大三を二度も撃破した薬師。
もはや、ダークホースではなく強豪校の仲間入りですね。
エース・真田、4番の雷市だけでなく、
秋葉や三島、繋ぐ役割を担う2番セカンドの増田など、良い選手が揃っているからホント強い。
というわけで、
秋大会決勝は“青道vs薬師”‼︎
これも夏大会の再戦。
夏大会・準々決勝では青道が勝ちましたが、夏大会後の練習試合では薬師が快勝。
2試合とも沢村が雷市にホームランを打たれているので、沢村からしたら雷市にリベンジをしたいところでしょう。
高校野球っていう、同一カードの対戦があまり見られない世界で同一カードが実現するとアツいです。
リアルだと、2013年のセンバツ決勝と夏の甲子園決勝で実現した“大阪桐蔭vs光星学院(現・八戸学院光星)”が印象強いです。
勝てばセンバツ出場が確定となる秋大会・決勝。
勝つのは果たして。。。
(続く)