季節の猛烈な変化の中、静止画の形が熱を潜めてゆく - 那珂市 額田城址および周辺
 
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那珂市の額田城址および周辺をめぐった。
日々、賑やかになりつつある色彩が、曇天下のローコントラストな形の中に拡大してゆく。
鎌倉時代に築城された額田城址は、関ケ原の戦いの前には落城し、廃城になった。
それからすでに600年以上が経つのだが、いまも土塁が広範に残っており、森となった城址の中には道も整備されている。
 
ここでは滅多に人に会うこともないのだが、今回は3人連れグループと出会った。
「なに撮ってるんですか?鳥ですか?」
「いや~、そういうものも見つければ撮りますが、いろんな形を撮ってるんです」
「あ!見たーい!」
ところがなぜか背後の液晶画面が写ってくれない。
「あれ?緊張したのかな、こいつ、けっこう小心者だから。雨降ってもぐずるし」
「あはは」
「ぎゃはは」
 
駐車場に戻ったあたりで別の人に話かけられた。
「すぐ近くにある廬舎那寺もいいよ。おれはその辺に住んでるんだ」
「あ、行ったことがない、そこにも行ってみます」
「おれはもう80になるんだが、ほかのやつはもうみんな死んじゃってね」
「・・・」
「酒ばかり食らってるやつとか、そういうやつはみんな死んじゃった。この辺、そういうやつが多いんだ」
「あ、酒ばかり食らうとか、そ、それはまずいっすね、それはいけません、・・・今夜は食らわないことにします」
「あはは」
「ぎゃはは」
 
4月はわずか1ヶ月で風景が大きく変化する。1年のうちでもおそらく最も変化が大きいのが4月だろうと思う。
つまり、猛烈な変化の中を歩いていることになるのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 
 

 

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