森に隠れたエルフたちは、見つけ出されるのを待っている - 那珂市 茨城県民の森

 

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那珂市の”茨城県民の森”に行った。天気は晴れたり曇ったりだ。

新緑は一気に進み、早くも次のステップに進もうとしている。目に見える変化はすさまじいほどだ。

木々の枝はこれから急速に覆い隠されてゆく。まだ見えるうちにその姿を固定していくしかないだろう。

 

地方の自然公園は木々が野放図に茂っていることが少なくない。そのため、ともかくいろいろな形を見ることになる。

目に留まったものを撮ってゆくと、木々の形態学のようなものになってしまう。

 

もちろん、人の手によってそのような形になったわけではない。そうなった必然的な理由があるのだ。

なぜそのような形になったのか、大体は考えが及ぶにしても、それでもなお、なぜそんな形になったのかわからないものもある。

 

歩いていると看板があり、「枝が落ちてくることがあるから注意」などと書いてある。もちろん小枝などではない。もっと気合が入ったやつだ。

理解できない形の木から、気合が入った枝が落ちてきた日には、なんだか挨拶をされたような気分になるからナイスだ。

 

なにが起ころうとも、森のエルフたちはどこかに隠れてくすくす笑っている。

エルフもヒトも、すべてが受け入れられているこのエリアは、ここからいよいよ爆発的な拡大を見せるのだ。