覆い隠される前の形は、森の中の道に広がっている - 那珂市 茨城県民の森

 

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那珂市の”茨城県民の森”に行った。天気は晴れたり曇ったりだ。

新緑は一気に進み、早くも次のステップに進もうとしている。目に見える変化はすさまじいほどだ。

木々の枝はこれから急速に覆い隠されてゆく。まだ見えるうちにその姿を固定していくしかないだろう。

 

県民の森には孔雀などの鳥も飼われている。

孔雀がたまたま羽を開いたら、それを見ていた女性たちが「あら~!綺麗だこと!」と歓声を上げた。孔雀がギャーと鳴いたら今度は「あら~!綺麗な声だこと!」。

いや、どう好意的に聞いても「ギャー」だ。世の中にはなんていい人たちがいるのだろうと思う。

 

園内のほとんどは森の中だ。もちろん「公園としての森」を作ったわけではなく、最初から森だったところに道を整備したのだ。

数年間も放置すれば、ふたたび森に飲み込まれしまうだろう。

ほとんどが木の写真になった。緑によって、遠からず覆い隠されてしまうであろう木の形を拾い続けたのだ。

 

思えば、写真記事を始めたのが2016年の4月だったから、丸々9年経った。撮りも撮ったりだ。

石の上にも3年とか言うが、3年がどうしたと言いたくもなる。いや、言わないが。