花々が咲き誇る中、時代の残像はいまもほほえんでいる - 棚倉町 棚倉城址、八槻都々古分神社
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桜はもう終わったが、北の方に行けばまだ花見ができる。ということで、福島県棚倉町の棚倉城跡と奥州一之宮である八槻都々古別神社をめぐった。
棚倉城は江戸時代になってから築城された。つまり戦国時代の城ではなく関ケ原以降の城だ。
そのため構造的に防御や攻撃に特化した城ではなかったように見える。あくまでも、平和な時代の治世のための城だったと思うのだ。
長きにわたって戦乱とは無縁だった棚倉城は、明治維新期の戊辰戦争によって落城した。
しかし仮に棚倉城が防御や攻撃に特化した城であったとしても、巨大な時代の流れに抗することはできなかっただろうとは思うのだが。
毎年この時期になると棚倉城址を訪れる。
棚倉城址は広く明るく、桜の季節などには多くの人が訪れる。その中の一人ということがなんとも楽しい。
お堀に落ちた無数の花弁は、風が吹けば一斉に水面を移動し始める。それー!という感じだ。
関ケ原と明治維新という激動のはざまにあった棚倉城跡には、いつも微笑みがあると感じるのだ。
【ささやかなこの人生】 - ロックっぽくカバー












































