城塞跡は森となり、いまも残る街に水路はめぐる - 高萩市 松岡城跡、市民の森
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高萩市郊外の”松岡城跡”と”高萩市民の森”をめぐった。それぞれは直線距離なら2キロ程度の場所にある。
松岡城の城郭はすでに存在しないが、すっかり森になっていた跡地が地元有志によって整備されつつある。
そんな城郭周辺には当時の家臣たちの屋敷がいまも並び、丹生神社(三神社)が置かれ、エリア全体に水路がめぐらされている。
一帯が城下町として完結していると感じる。羽織袴でも着て歩くのが似合いそうなエリアだ。
もちろん、城跡がある所はどこもそうなのかもしれないが、松岡城跡周辺には、特にそれが強く感じられるのだ。
で、連れ出したレンズはオニのような収差を誇るローファイ・レンズだ。
「現代的価値観に合う描写だって?なんだそれは、美味いのか?」などと言い放ちそうなレンズを、ときどき連れ出したくなるのだ。
松岡城跡には小学校が併設されている。その塀なども城下町風で、周囲と一体化していて楽しい。思わず勉強したくなるではないか。
校門付近に看板が出ている。「不審者に注意」。
きやつら、こんなところにまで出てくるのかと思いつつ、ふと胸に手を当ててみる。
「小学校周辺をカメラを持ってうろつく、ナウなヤング」。
ああっ!?とか思う羽目になったりするから、くれぐれも「胸に手を当てる」という行為には気をつけなければならない。