里山は伝説と花々の色彩をまとい、川はそこに流れる - 日立市から常陸大宮市 御前山まで
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良く晴れた日、やたらとマニアックなレンズを連れて外出したところ、いつのまにか常陸大宮市の御前山まで行ってしまった。
途中では珍しく、ジェラートやてんぷら蕎麦を食べるなど、じつにリッチだったりした。
で、最後に到着したのが御前山だった。伝説がいまも残されているエリアだ。
伝説とは「御前山」「皇都川」など、独特な固有名詞から推測できる伝説だ。
だが要するに、史実は何もわからない。
伝説はあくまでも伝説なのであり、瞹昧なものだ。それでもそれが、消え失せてしまうことなく残されているのだ。
そんな場所をめぐってゆく。
「曖昧であるにもかかわらず、消え失せてしまわないものの気配が、ここに潜在している」。そう感じさせるエリアがある。
そんな不可解な感覚を抱くとき、ふいに横に、狼によく似た四つ足の不思議な生き物がいると感じることがある。
「どこに行けと言いたいんだ？・・・ふん、黙っているとは、隠れているつもりなんだろう、ぎゃはは」
などと余計なことを考えると、いきなり頭痛に襲われたりするから、注意が必要だ。
日々気温は上がってゆく。歩いていれば喉が渇く。乾いたままで歩いて行くのだ。
LPレコードで昔の唱歌 名曲集 ”早春賦” ”夏は来ぬ” ”冬景色” 他 全７曲