水の流れに沿うエリアが、いつでも新たな姿を見せている - 日立市北部
使用レンズのご紹介リンク
天気は曇天。ときどき間違えたように青空が見える。
日立市の北部をめぐった、具体的には十王ダム／パノラマ公園、創建が西暦８０７年とされる法鷲院、それに川尻海岸だ。
この三ヵ所は、受ける印象がまったく異なるにも関わらず、互いに近隣にある。
ダム湖からの川は、法鷲院の前を経て川尻海岸に至る。始点のダム湖と終点となる海岸は、直線距離でおおよそ４ｋｍ程度だ。
今回、流れに沿ったルートをたどったのだ。
実はまったく同じルートを、おおよそ半年前にもめぐっていた。緑豊かな季節だったから、なんだか別の場所のようだ。
同じ場所であっても、まったく異なる容貌を見せてくれるのだ。
「またここに来たけど、あんた誰？」みたいな感じになるから、胸熱もいいところだ。むこうはむこうで、「だれだ？おめ」とでも言っているのだろう。
あちこちに潜み、くすくす笑っているエルフたちは、ときにはその姿をそのまま表わす。
「あの、出てこなくていいからね」などと思う必要はない。思っても仕方がない。
循環する季節の中、彼らの声はヒトの世界にいつでも聞こえているのだ。
Brahms "HUMGARIAN DANCE No.1" - ブラームス ハンガリー舞曲 第１番