色彩は冬との境界の前で立ち止まり - 常陸太田市 天神林
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TOKINA SD 28-70mm 1:3.5-4.5 (SZ-X270) (TOKINA)
常陸太田市の天神林をめぐった。ここには佐竹寺、稲村神社、馬坂城址がある。
馬坂城は平安時代に成立したが、城址内では貝塚が発見されているから、古代から人が生活するエリアだったと言える。
紅葉撮影をしようかと思ったのだが、今年はかなり遅れており、 木々の葉の色はまだほとんど変わっていなかった。「こ、ここまで遅れているとはのぉ」とか思う。
しかし緑が色濃く残っていても、季節はすでに冬だ。
紅葉は夏が暑くて、冬に入って急激に冷え込むと色が鮮やかに変わる。今年は思ったようにはならないのかもしれない。
同じレンズを続けて使うことは滅多にないのだが、例外的に、前回使ったレンズをもう少し使ってみようかと思った。
「トキ子さん、もう少しおじちゃんと、お付き合いしていただきたいのだけれど」
「いや!」
「い、いや、いきなり戦闘モードに突入しなくても」
「いやと言ったらいや!」
「・・・」
などという心の葛藤?を経て、このレンズと一緒に天神林エリアをめぐったのだ。