TOKINA SD 28-70mm 1:3.5-4.5
トキナーから1985年に発売された標準ズーム、SZ-X270だ。
”例の青箱”でこのレンズを見かけたとき、このレンズに関する知識がまったくなかったのだが、レジに並んでいた。
レンズ先端外周の赤塗色と「SD」銘が気になったのだ。
オニのように激安だったが、赤塗色は上位ラインナップに使われており、それなら「SD」は低分散ガラスを指すのかもしれないと、ふと思ったのだ。
で、帰宅後、ネットで調べてみると予想通りだった。トキナーがなかなか力を入れて作ったらしい。写りに関しても好評価がほとんどだった。
焦点距離が28-70mmズームならペンタックスやタムロンからも出ていたが、いずれも描写が優れていた。
このレンズはそれらに軽く比肩するだろう。28-70はかなり地味な焦点レンジだと思うのだが、写りに関してはなかなか激戦区と言える。
仙台に用事があった。用事が済んでから青葉城址周辺をめぐり、さらに松島にまで足を延ばした。もちろん、このレンズを連れて。
「どう?、なかなかいい仕事をするだろ?」とレンズから言われたような気がして、思わず「そんでがんす、そんでがんす(仙台出身のうちの婆ちゃんから教わった)」と同意してしまったものだ。
Franz von Suppé "The Beautiful Galatia - Finale"
- スッペ "美しきガラテア序曲 - フィナーレ" - [ Vinyl Record ]