せき止められ、切り離されても、ふたたび融合してゆく水辺の風景 - 常陸太田市 龍神峡

 

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TEFNON ZOOM 1:5.6 f=75-300mm MACRO (TEFNON)

 

 

常陸太田市の龍神峡を歩いた。ここには大吊り橋からのバンジージャンプで有名な竜神ダムがある。

けっこう空いているようだ。歩いたのは吊り橋の下にある峡谷に沿った道だから、吊り橋上の様子は見えないのだが、空いていることは分かる。

バンジージャンプ方向から悲鳴や絶叫が聞こえてこないからだ。(^^;

 

このあたりの岩は、握りこぶしほどの大きさの岩が固まってできた独特の形をしている。

龍神峡から直線距離で10kmほど離れた”袋田の滝”の、火山性の岩と特徴がよく似ている。火山活動によってこのエリア全体が形成されたのだろう。

「このエリア全体」には袋田の滝、矢祭、西金砂神社、そうして龍神峡が含まれる。いずれも岩の特徴がそっくりなのだ。

 

野趣豊かなエリアだ。「危険な生き物に注意」の看板がある。マムシやムカデは定番だが、記載の中にイノシシも入っている。「イノシシは夜行性ですが、このあたりでは昼も歩いてます」と気合が入っている。

 

水辺では”川鵜(かわう)”の姿も見かけた。人の世界と野生は、ダムの建設によって切り離され、しかしふたたび融合してゆくのだ。