市街地北端の、湧水が崖を濡らしている領域にて - 常陸大宮市 市街地北部、甲神社
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SMC PENTAX-M 1:2 50mm (PENTAX)
常陸大宮市の街はずれをめぐった。常陸大宮市のJR常陸大宮駅を中心とする市街地は、常陸太田方面から見ると高台に位置しており、崖の上にあると言っても良い。
市街地から離れ、そんな崖に沿った未舗装の道をめぐった。
もちろん、そのあたりは観光のために整備されているわけでは全くない。森深い道に沿ったあちこちには用途不明のコンクリートの構造物などもある。
地元民ですらほとんど歩くことがないであろうエリアなのだ。
北斜面の崖に沿った道は、夕刻になるとずいぶん薄暗くなる。
地下水が崖のあちこちから流れ落ちている。市街地に降った雨水がこのエリアに湧出しているのだが、それがなんとも不思議だ。
崖に沿った坂道を市街地方面に上ると「甲(かぶと)神社」がある。火と戦いを象徴する神々を祀る神社だ。その付近が残照を受けていた。
夏の残像であるかのような濃密さと混沌が支配する北斜面エリアもまた、この神社の境内地なのだろうか。
カメラのホワイトバランスは、いつも昼光モードに固定している。
この時間帯は色温度が下がるから、昼光モードだと日陰部分での描写はかなり青っぽくなる。
しかし色温度補正のためにオートモードにすると、かえって不自然になることが多い。そのため、よほど特殊な状況でない限り、「常時昼光モード固定のまま」で使っているのだ。
青っぽい描写が多いが、これはレンズの特性ではない。自動補正を加えていない結果だ。