道は未知に重なり、そこに赤と白の登り旗は交錯する - 常陸太田市 旧里美村
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常陸太田市の郊外をめぐった。具体的には白羽、瑞龍、町屋地区だ。
いや、最近も白羽に行っている。そのときは蕎麦畑が例年同時期に比べて「まだ早い」状態だった。「こいつは一本取られたわ」とか思いつつ、ふたたびしつこくめぐった。
同じエリアを短期間にふたたびめぐることは滅多にないのだが、今回は蕎麦畑が全開状態だった。セーフ。
あちこちに白いじゅうたんのような蕎麦畑が広がっていた。彼岸花もピークを迎えていた。彼岸花と蕎麦畑の色彩の交錯は、まるで赤と白の登り旗だ。
移動スタイルは、里山めぐりの時はまったく適当だ。
いや、「適当」の本来の意味は、「柔軟な視点からなされた適切な解」なのであり、きわめてハイレベルな意味を持つのだが、ここでの「適当」は今風の「テキトー」を指す。
「あ、この辺、いいな」と感じた場所で停車してしばらく歩き、ふたたび適当に移動する。
地元民しか知らないようなオニのように狭い道を選ぶ。バイクでさえ、もし前から軽トラでも来たらすれ違えないような道が多い。
で、もし前から地元の対向車が来たらUターンして広い場所で待ち、対向車をやり過ごす。迷惑系であってはならない。
おかげで、ときどき驚くような場所を見つけることがある。景観だけでなく、「これまで知らなかった」という驚きまで重なってくるから、なかなかのものだ。
持ち出したレンズはどこかドロッとした、癖が強い描写をする。この、「何でもあり」感がいいのだ。
LPレコードで ”おもいでの夏” 3種の演奏で聴き比べ
- "Summer of '42" - 3 Types of playing - VINYL