例年なら白い花が咲き誇っているはずの里山は、いまだ熱の中に - 常陸太田市 白羽、春友
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常陸太田市の里山をめぐった。例年この時期は、常陸太田市の里山には白い蕎麦の花が咲き乱れる。
蕎麦畑は白と淡い緑が重なったような絨毯のように広がり、遠目にも蕎麦畑と分かるのだ。
蕎麦畑を見ると11月の新蕎麦のシーズンが楽しみになる。「新蕎麦を食べるためにも、事故など起こすわけにはいかないな」と、自分への注意喚起にもなるから一石二鳥と言える。
いや別に一石二鳥でもないが。
蕎麦畑は、めぐる季節の9月のランドマークとなっている。
しかし今年は例年のようではなかった。蕎麦の花が満開のはずなのに、やっと蕾が開花し始めた状態だった。しかも蕾は小さく、蕎麦の丈も低い。
夏の間、記録的な少雨だったからなのかもしれない。今年の新蕎麦を思うと、目の前が真っ暗になったりする。
里山には水路があちこちにめぐり、小さな橋が多い。
いくつも橋を渡ってゆく。いまだ気温30℃越えが続く。相変わらず熱に酩酊しながら、咲き誇っているはずだった蕎麦畑を繋ぐように、里山をめぐったのだ。


















































