風吹く川の流れに沿って、夏草は野生の歌を斉唱している - 那珂市 額田城跡、久慈川河川敷き

 

使用レンズのご紹介リンク

Tele-Tessar 3.5/200 T* - AEG (YASHICA - CONTAX)

 

 
先月に引き続き、那珂市の額田城跡に行った。
今回、めまいが起きるほどにクセが強いレンズを持ち出した。「例の紫」がバリバリ出るレンズだ。
 
で、相変わらずの熱波と高湿度の中、なんだか酩酊しそうになった。
酒も飲まずに酩酊できるのだから、なかなかコストパフォーマンスが高い体験と言えるだろう。
 
暑い日に歩くにはコツがある。頭をザブザブと濡らし、そのままの状態で帽子をかぶるのだ。これはけっこう効果があるからお薦めだ。
 
額田城跡では史跡の測量調査をしている人と出会った。
「こういう場所にはけっこういろいろな生き物がおり、たとえ虫刺されでもウィルスやらなにやらのリスクがあるから、注意した方がいいですよ」とのことだった。
 
なるほどと思いつつ他にも色々な話をしたのだが、「この前もここに来てましたね」と言われて驚いた。
今日のTシャツは絵柄がケルトの文様だ。あのときは違うのを着ていたはずと思いつつ、まあTシャツは関係ないかとか思ったりもする。
 
帰路には久慈川河川敷きを歩いた。いくらかは涼しげな所を歩こうかと思ったのだ。
で、あまり涼しくもなかったが、それでも風は止まることなく吹き続けていた。
 
ともかく例年以上に途方もない熱エネルギーを感じる。
ここでメゲることなく酩酊と集中力を両立さえできれば、このような日にしか拾えない絵を拾うこともできるのだろう。
なんだかあまりにも道は険しいと思ったりもするのだが。