曇天下、杉木立の中に残されている城址の土塁をめぐれば - 那珂市 額田城跡、阿弥陀寺

 

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SMC PENTAX-A 1:2.8 135mm (PENTAX)

 

 
那珂市の額田城跡に行った。杉木立の中に大規模な土塁が残され、地元の有志の方々や賛助企業によって、いまも整備が進められているエリアだ。
 
ここは夏になると木立の中に百合の花が咲き乱れる。しかし咲き乱れているのを見たことがない。
何年か前の冬に、乾いた茶色の”花がら”があちこちに無数にあるのを見て、ここに百合の花が群生していることが分かったのだ。
 
いまだ土塁の残る額田城には血なまぐさい歴史が残されている。そんな場所にある百合の群生というものが、どうも気になるのだ。
で、去年は8月に行ったのだが、すでに花期は終わっていた。とほほ感?にうちのめされたものだ。
 
花期は7月中旬ごろだろう、いくらなんでも6月では早すぎるのは分かっていたのだが、この場所のことを思い出してしまったら行くしかないだろう。
近頃、晴れることがほとんどない。光のコントラストは極端に落ちる。しかし、だからこその絵も拾えるだろう。