シークレットガーデンがある水辺は止まることなく変容してゆく - 水戸市 七ツ洞公園

 

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[CT-200] 1:3.5 f=200mm BBAR MULTI C. (TAMRON)

 

 

水戸市にある七ツ洞公園に行った。周囲に目に付くものがなにも無いような場所に、離れ小島のようにこつ然と存在している公園だ。
 
”七ツ洞”という名の由来は、このエリアで古代墳墓が発見されたことによるらしい。
かつて映画”テルマエ・ロマエ”のロケ地にもなったそうだが、”テルマエ・ロマエ”は古代ギリシャ時代を舞台とする映画だ。
古代という概念が切り離せない、独特の雰囲気があるのだろうか。ついついカメラを持って訪れたくなるのだ。
 
自然風景の写真を撮る場合、天気の影響は大きい。晴れの日と雨の日では、被写体は大きく異なってくるだろう。
前日、前々日の天気でさえ、影響を与えることがある。今回がそうだった。
台風一過の日、とっくに雨は上がっているのに水辺は増水したままだった。栃木県など、上流域で雨が大量に降ると下流域では遅れて増水してくることがあるのだ。
 
この公園にはけっこう何度も来ているのだが、変化の要素が多ければいつ来ても新たな絵を拾うことになるだろう。
英国人技師が設計したこの公園にはシークレットガーデンがある。変化の要素の多い場所に、シークレットガーデン、つまり内緒話をする場があるのだ。