伏流水となって姿が見えない川は今も流れ続ける - 城里町 御前山、那珂川河川敷き

 

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城里町の御前山、那珂川の河川敷きをめぐった。

道の駅から河川敷きに出ると、観光用に整備されていない荒漠とした風景が広がる。

川に沿って群生する竹林、枯れた野草群、そして河川管理用の未舗装の道があるだけだ。 

 

御前山という地名はこの地に残る伝説、「孝謙天皇が弓削道鏡と暮らした地」から来るのだろうか。

もちろん、あくまでも伝承だが、あるいは権力闘争で排除された皇族クラスの誰かがここに住んだのかもしれない。

御前山から那珂川に流れ込む川の名前が「皇都川」なのも、謎めいている。

 

皇都川は那珂川近くでは伏流水となって、地表に姿が見えなくなる。

しかしたとえ姿が見えなくても流れ続けている。