振り返れば、そこにも影の黒は広がっている - 那珂市 額田城址、阿弥陀寺

 

使用レンズのご紹介リンク

 


那珂市の額田城址を歩いた。城址といっても石垣が残っているわけではない。残された土塁が森の中に連なっているのだ。

快晴の日のハイコントラストの中に押し黙る土塁は、沈黙が持つ雄弁というものを強く感じさせる。

 

ならば、シャドーが”黒潰れ”しやすいレンズを選びたくなる。

レンズが”黒潰れ”や”白飛び”しやすいということは、欠点とされることも多い。しかし、それが欠点なのか欠点でないのかは、あくまでも「なにを求めるのか」で決まってくるだろう。

 

歩きながら撮影すると、前方向に見える絵ばかり拾ってしまう。

もちろん、振り返ればそこにも様々な絵があるのだが、背中側ではそういつも見ていることはできない。

 

後ろばかり向いて歩いていたらロクなことはないだろう。

で、歩んできた反対方向へとふたたび辿り直すことになる。一方向へと歩くことに比べれば歩行距離が倍近くになるから、なんだかヘルシーだ。

 

なお、額田城の歴史は次の記事に詳しい。