関東平野の北部の森に残された、古代からの聖域 - 城里町 清音寺、青山神社

 

使用レンズのご紹介リンク

 

 

城里町の清音寺、それに青山神社の周辺をめぐった。このあたりは阿武隈山塊からはやや離れ、関東平野北部の平地に位置するのだが、森林が豊かだ。

 

清音寺は臨済宗の古刹で創建は西暦809年だ。水戸光圀(水戸黄門)が、当時のここの和尚さんと親しく、茶を飲みにたびたび訪れたそうだ。

源実朝も訪れたと言われているようだが、こちらは定かではないらしい。

 

清音寺からはそう離れていない青山神社は、創建が772年とされ、植林の神、五十猛命を祀っている。

周辺には高さ1mほどの円墳が40基以上残っているらしいから、古代からこのエリアは聖域だったのだろう。

境内の何ヶ所かで、祠が建てられている隆起を見かけたが、それらが円墳なのだろうか。

 

清音寺と青山神社があるエリア全体に、どこか重たく穏やかな雰囲気があるのが感じられる。茨城県北部の阿武隈山塊に位置する神社がしばしば激しい気を感じさせるのに対して、ちょっと独特だ。

 

なお最後の一枚だけが、帰路、日立市でのものだ。