Super-Takumar 1:2/55  Asahi Opt.Co.,


 

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ペンタックス(旧旭光学工業)から1962年に発売されたダブルガウス型のスーパータクマーだ。
これは先代の
Auto-Takumar  1:2/55 とは別の光学系であり、絞りリングが他のペンタックスのレンズとは逆回りで、ストップ位置であるF2からオーバーラン?する初期型だ。

※ この記事のデータは、こちら、「標準レンズ史」を参考にさせていただきました。
  労作をありがとうございました。


通称「黄文字タクマー」の、このレンズは不可解な素性を持っている。
「55/2」でありながら、光学系は「55/1.8」と同じで、なぜわざわざスペックを落として別バージョンとしたのか、不明なのだ。

カメラ機種の差別化のために、廉価バージョンのレンズを準備する必要があったのだろう。しかし廉価バージョンといっても、別モデルを生産ラインを分けて作るのでは、その分のコストがかかる。
それなら、別モデルよりはコストがかからないであろう、同一モデルにわずかな改造を加えて定価も下げ、差別化したのかもしれない。定価まで下げたら利幅が無くなりそうだが。


まあいい。(^^;
もともと55/1.8と同じ光学系だから、レンズの素性は良い。
コーティングの変更などを経て、この「55/2」もまた1970年代の半ばまで継続されるのだ。


暦の上では立秋も過ぎている。
長く曇りや雨を繰り返し、夏の熱はすでにピークを越えた。あちこちに、しのびよる秋が感じられる。

いつも、被写体から撮れと言われて撮っている感覚がある。
それなら今日は、なにが撮れと言ってくれるのだろうか。
水辺の森の中の道で、このレンズはなにを拾い出してくれるのだろうか。
 

 

 

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Hildegard of Bingen, Spiritus Sanctus