季節の変わり目の、木々の中の坂道を歩んでゆけば - 常陸太田市 西金砂神社

 

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紅葉めぐりが続いたので、季節の変わり目の木々の中を歩こうかと思った。

常陸太田市の西金砂神社だ。創建が西暦806年の、断崖上にある神社だ。

ここを起点に、変わり始める木々の中を歩くのだ。

 

断崖上の本殿からはるか下の森の中に、家の屋根が見える。なんとなく謎だ。あのあたりを調査?したい。

ということで、本殿裏手にある「安龍滝」という案内板の先へと進むことにした。

やがて鳥居がある分岐に差し掛かるが、ここで安龍滝方面には曲がらず、そのまま直進するのだ。

 

断崖に沿った森の中の狭い道をえんえんと下ってゆくと、やがて一軒家に至った。

家の前の道路で、猫が2匹、日向ぼっこをしている。クルマなんかまず通らないから、のんびりしたものだ。

 

「よしよし、おじちゃんの所に来なさい。おじちゃん、怪しくないからね。なにしろ、善良なおじちゃんだから」。

来ない。それどころか、逃げてゆく。w

そもそも、そんな物言いではただの怪しいナウなヤングだ。言葉の選び方には注意が必要だ。

 

家があるあたりから道幅が広くなる。と言っても、それでも軽自動車一台がやっと通過できるほどの道幅だ。

そんな道をさらに下ってゆくと、ときどき一軒家に出くわす。で、気が済むまで歩いたら、来た道を戻る。

 

狭く急な山道に入ってから、ふと気がつく。山道が野草や土砂で荒れていないのだ。

それなりの通行量がなければ、たちまち廃道化してしまうだろう。しかしその付近に大集落があるわけではない。

信仰心などで説明できるのだろうが、なにか不思議な気がした。