緑の混沌は、幾何学的模様に重なってゆく - 常陸太田市 旧市街、鯨ヶ丘
使用レンズのご紹介リンク
常陸太田の旧市街である”鯨ヶ丘”を、ここのところ付けっ放しにしている超広角レンズを付けてめぐった。
旅行の時を除けば、同じレンズをここまで何度も使うのは珍しい。
そもそも「同じレンズを2回連続して使うことに耐えられない」という、頭を抱えるしかないサイコパスな性向のような気がするのだ。
それが今回、連続して何度も使った。なかなか気が済まなかったのだ。
超広角レンズはその極端なパースペクティブゆえに、正面から撮らない限り、構図中に鈍い刃物であるかのような「三角形」が頻出してくる。
植物の混沌は、画面の外へと放射するように広がり、そこに刃物が重ねられてゆく。
日本異界ハンター協会員なら、注目せざるを得ない描写特性と言えるだろう。
で、やっと気が済んだ。レンズを別のに交換しながら、ふと思うのだ。
次に連れ出すときには、自分次第でさらに新たな絵を拾い上げてくれるのだろう。