SIGMA 12-24mm D 1:4.5-5.6 DG HSM
今回ご紹介するレンズは、シグマが2003年に発売した超広角ズームレンズだ。
発売当時、フルサイズでも使える12-24mmという焦点域は、世の中を仰天させたものだ。
いまでもネットのレンズ評では、極めて高率で「凄い」という言葉を見かける。それほどまでにインパクトの大きい存在だった。
一般的には、フルサイズで焦点距離20mmあたりから「超」広角レンズと言われる。
17mmともなると描写はかなり異界チックになってくるのだが、これが12mmだと次元が違う。そこでの絵は異界チックではなく、異界なのだ。
そのため、今回はズームレンズであるにもかかわらず、焦点距離は12mmだけを使った。全日本異界ハンター協会の会員なら当然の判断と言えるだろう。いや会員は一人だが。
なお、「よし、明日は12mmだけを使おう」などと、撮影前夜には考えない方が良い。遠足前夜の小学生的に、寝付けなくなる恐れがあるから注意が必要だ。
撮影場所は日立市の市街地だ。過疎化にあえぐ?日立市だが、たまたま秋祭りだったのでかなり賑わっていた。
なんだ、やれば出来るじゃんとか思ったりもするのだが、あまり余計なことを書くと出ていけとか言われそうだから、これもまた注意が必要なのは言うまでもない。