最初に登場したものが見ていた、雨降る森の中にて - 日立市 小木津山自然公園
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しばらくまとまった雨が降らなかったが大雨になった。
ずいぶんひさしぶりなので、カメラを持って日立市の小木津山自然公園に行った。誰も来ていないだろうと思っていたのだが、それでも来ている人はいた。
森の中のあちこちに岩が露出している。なぜこのあたりが宅地にならなかったのか、おそらくだが、岩が多すぎて宅地向きではなかったのだろう。
このあたりには地質学的には5億年前、カンブリア紀に形成された日本最古の地層が露出している。
カンブリア紀というと、途轍もない形をした謎の生き物が爆発的に登場した時期だ。いわゆる「カンブリア爆発」だ。
それらの中から地球環境に適した形態のものだけが長く残った。三葉虫などだ。
最初に登場するものが「ありとあらゆるタイプの形態」を持ち、しかしたとえば最後期のアンモナイトのように、終焉近くのものもキマイラ化しておかしな形になったりする。
最初と最後に途轍もない形態のものが登場するということが、なんとも楽しい。
雨降る中、そんなエリアをめぐるのだ。