生きるものたちは幻想と実体の間を行き来する - 那珂市 茨城県植物園、文洞溜
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那珂市の茨城県植物園や県民の森、その近隣にある文洞溜に行った。
植物園には熱帯植物園があり、以前は蘭の香でむせ返るようだったのだが、いまは花をあまり見かけない。アマゾンユリなど印象的だった。どうしたのだろうか。
気温が上がると巨大温室の窓が開放される。内部に風が吹き込んでくる。ますます熱帯気分になってしまうのだ。
家族連れの幼い子どもが「お猿が出るから帰るー!」と親に抗議?している。
なるほど、たしかに熱帯植物園というのは、お猿が出そうな雰囲気があるなと感心したりする。
文洞溜は灌漑用水池だ。特に観光目的にきめ細かく整備されているわけでもないのだが、荒漠とひろがる葦原がどこか独特だ。
つい立ち寄って、周辺を歩いてしまう。
水辺を歩いていると、突然、鳥が葦原の茂みの中から飛び出し、どこかに飛んでゆく。
なにかがどぼんと水の中に飛び込む音がひびく。魚が跳ねるような音でもないのだが、なにしろ姿が見えない。大きな蛙なのだろうか。
熱帯植物園でお猿を想起した子どもがここに来れば、なにを想起するのだろうか。
なお、ここでの写真は、前回アップロードしたものと同じ場所でのものだ。たくさん撮りすぎたので、写真がだぶらないように、記事を二つに分けた。