豊かな古代世界は、緑の混沌の中に埋もれてゆく - 日立市 赤羽緑地、南高野史跡公園
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今年の緑の豊かさは半端ない。雨が多かったからなのか、爆発的に拡大している。
それならと、日立市の赤羽緑地、それに南高野史跡公園に行った。
古代墳墓群が残されている赤羽緑地には、桜の季節に行っていた。つまり前回行ったときからそれほど経っていない。
しかし短期間でどこまで変わるものなのか、調査?する必要があるだろう。
赤羽緑地から歩いてゆけるほどの近隣に、南高野史跡公園がある。
ここには古代の円墳や、縄文時代の中期から晩期にかけての大規模な貝塚が残されている。ここにも立ち寄ることにした。
縄文時代中期とは5500年から4400年前の期間を指し、晩期は3200年から2400年前の期間を指す。
つまり「縄文時代の中期から晩期にかけて」という期間全体は、おおまかには最長3000年ほどにもなるのだ。
それだけ食が豊かだったのだろう、ここの貝塚からは海の幸、山の幸、川の幸のすべてが出土している。
時代が下って、奈良時代初期に編纂された常陸風土記に「このあたりはまるで地上の極楽のようだ」と書かれているエリアなのだ。
なかなか微妙な天気だ。風が強く、晴れ、曇り、雨のすべてが来た。
天気予報ならこんな感じになるだろうか。
「今日のお天気は曇り時々晴れ、所により雨が降るでしょう。ま、オールスターそろい踏みという感じですかね。あ、いや、雪は降りませんよ、雪は。以上」。
つまり絶妙な撮影日和と言えるのだ。