川に沿った道でめぐりあうもの - 常陸太田市 町屋変電所跡、春友彫刻の森、薩都神社
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天気は晴れたり曇ったりが目まぐるしく移り変わってゆく。
風は強いが暖かい。それなら川に沿った道を歩こうかと思った。常陸太田市の里川沿いだ。
川に沿う「町屋変電所」はすでに閉鎖されているが、もう100年以上も前、常陸太田市に最初の電灯をともした。レンガ造りの建物は現在では国の有形登録文化財として保存されている。
最近では2017年の連続TV小説、「ひよっこ」のロケ地にもなった。ドラマ中での地名が「奥茨城村」というのだ。
川に沿う古い町並みの家々の間から、地元の人しか知らないような路地に入ってゆく。なんだか不審者だ。知らないお爺さんから声をかけられたこともある。
「あ、そこ入ってくの?」。
「駄目ですか?」。
「いや、行き止まりだよ」。
それでもジャーナリスト魂?が止むことはない。徒歩でなければ入って行けそうにもない道があちこちにある。
そんな道を歩んでゆくと、国道のよく知っている場所にいきなり出たりする。
「あ、ここに出るのか」という発見がなかなか楽しいのだ。