冬の森の中の道、異界はどこまでも広がっている - 日立市 小木津山自然公園
使用レンズのご紹介リンク
「魚眼レンズ」というものがある。直線を円状に描く、歪曲収差の補正をしていないレンズだ。
で、これに結構ハマった。
「ハマればどこまで使うか？」「気が済むまで」。
ということで、今回、森の中で魚眼レンズを使ってみた。直線成分がほとんどない場所で、魚眼レンズはどこまで非日常を描出できるのか、非常に興味があったのだ。
で、気が済んだ。
撮影していてあらためて感じたのは、超広角系のレンズは、視点の高さを「直立」「中腰」「しゃがむ」と変えても構図は大きく変わるし、半歩横に移動しても変わる。つまり、足腰にとってなかなかヘルシーなレンズなのだ。
ときには道の横のヤブの中に入り込み、しゃがんで撮影するなどという場面も出てくるのだが、この場合、注意しなければならないことがある。
それは通行人の視線だ。ヤブの中でしゃがみ込んでいるという状況は、「撮影以外の、とある行為」をしているという心無い誤解を招きかねないのだ。
こうなると強靭な精神力まで要求されることになるから、撮影の道は険しい。
いや、なんの話だっけ、そう魚眼レンズの話だ。
直線のない場所での極端な歪み。ここにも多くのものが見つかるだろうと思うのだ。
Soundtrack "Death Wish II" Jimmy Page
/ "Scream for Help" John Paul Jones - VINYL