雨の寒色に重なる朱が見せる、冬の色彩の賑わい - 常陸太田市 西山荘
雨の日の使い方にもいろいろあるが、どこに行こうか考えるのもなかなか楽しい。で、常陸太田市の西山荘に行くことにした。
雨降りなら拾う絵は寒色系のものばかりになってしまいそうだが、まだ残っている紅葉や黄葉がそこに独特の賑やかさを添えてくれるのだ。
水戸光圀公は引退後、ここ西山荘に住んだ。敷地内には田んぼもある。自分はもう公人ではないからと、みずから田植えをして年貢米を収めていたのだ。
ドラマの「水戸黄門」では、諸国行脚する水戸黄門のボディガードのように助さん格さんが付き従うが、実際の助さん(佐々介三郎)、格さん(安積覚兵衛)は、いずれも群を抜いて優秀な歴史学者だった。
水戸黄門は実際には諸国行脚をしていないのだが、助さんは歴史調査のため、九州から東北まで歩いている。
晩年の水戸黄門は、助さんから諸国の話を聞くのを楽しみにしていたという。
助さんは細かいことでくよくよしない大らかな人で、酒が大好きだったそうだ。雨の日など、紅葉を見ながらの話は、さぞや楽しかったろうと思うのだ。
なお、写真は前回アップロードしたものと同じ日、同じ場所で撮影したものだ。
たくさん撮りすぎたので、写真がだぶらないようにして記事を分けた。最後の一枚だけは帰路に撮影したものだ。
いや、何かと大変だ。(^^;