冬の雨に濡れる朱が、働きかけ増幅させてくるもの - 常陸太田市 西山荘
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がっつりと雨が降った。で、ここしばらく行っていなかった、水戸光圀公の隠居所である西山荘に行くことにした。
まだまだ残る冬の色彩は、雨の中でどんな姿を見せてくれるのだろうか。
雨景はべったりした感じに写るので、被写体によっては印象が別のものになってくる。そんな別のものと出会いたいのだ。
そこではまた、あらたな会話が成り立つのだろう。
なんとなく感じるのだが、自分の意識が対象に働きかけると、それはかならず波のようになって戻ってくる。
戻ってきた波によって、さらに意識の働きかけが増幅する。そうして自分の意識がホワイトアウトしてしまうまで増幅は続くのだ。
言葉で書くと、なんだかよくわからなくなるが、つねにそんな瞬間が欲しいのだ。