冬の明るい森に移行する前の、色彩の最後の混沌 - 日立市 小木津山自然公園

 
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いよいよ十二月だ。紅葉が終われば落葉によって森は明るくなり、森の色彩は茶と空の青ばかりになる。今頃が色彩の最後の混沌の時期と言える。

 

混沌。なかなか胸ときめく好ましい言葉だ。

風景撮影において、「避けるべき邪魔者」?が非常にしばしば問題になってくる。

メジャーどころでは、たとえば「電線」などが挙げられるだろうか。これはどこに行っても嫌悪されるだろう。

 

しかし電線だって、有力な構図メンバーとなる。

なにが「邪魔者」として登場しようとも、それもまた構図の中に取り込むことができれば、「結果良ければすべて良し」という、実に喜ばしい結果が得られることになる。

それなら、どのようなものであっても、構図の中に貪婪に取り込むべきなのだ。

 

もちろん、そこで「取り込み放題」が進めば混沌はより複雑化するから、撮影者は「秩序ある混沌」という、ありえない現実に直面することになる。

しかしそれは、じつに胸ときめく状況とも言えるのだ。「可能性」とは、いつでも混沌と関わる場にあるからだ。

 

 

なおこの記事は、前回アップロードしたものと撮影日時も場所も同じもので、先月末頃に撮影したものだ。

枚数が多くなり過ぎたので、写真がだぶらないようにして記事を二つに分けた。

しかし最近、せっせとアップロードしている割には、進捗が停滞しがちだ。この記事の写真も11月26日のものなのだ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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