【白黒写真】 パンケーキレンズで拾った2021年9月の絵
このレンズはパンケーキレンズ(薄型レンズ)と呼ばれているわけではない。しかしサイズ的にMFレンズ時代のパンケーキレンズ並みなので、パンケーキレンズ扱いにしたいのだ。
今回使ったレンズは28mm広角レンズだ。昭和時代、ファミリー向けコンパクトカメラに搭載のレンズ焦点距離は35~45mm程度が普通だった。
このレンズの使用によって、「薄型単焦点レンズ付カメラを使った白黒写真撮影」という、昭和ロマン?の領域が拡大するだろう。
白黒撮影においては、しばらく緑フィルターに嵌まっていた。
緑フィルターは緑を白く写し出す効果があるから、緑豊かな被写体において、そのユニークな描写がなかなか楽しかったのだが、今回、彼岸花撮影に赤フィルターを使った。
これによって彼岸花が白く、緑が黒っぽく写る。もちろん白い彼岸花もあるが、それとは印象がまったく異なる。そんじょそこらの白い彼岸花と一緒にされては困るのだ。
いや、別に困らないが、「これまでに見たことがないものを探し続ける」。
撮影において、つねにこのことが最重要課題であることであることに変わりはない。