ひさしぶりの青空の下、水辺の道は森の影を描き - 水戸市 七ツ洞公園
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曇天が続いたが、ひさしぶりに青空が見えた。
つまり、猛烈に暑い。で、それならと、湿原や池が広がる水戸市の七ツ洞公園に行った。
七ツ洞公園は、花々が豊かな英国式シークレットガーデンが知られている。
だが今頃のシークレットガーデンは、猛暑の中で花々もぐったりと、かろうじて咲いているような印象がある。
平然として咲き誇っているような気合が入った花は意外に少ないのだ。そのため、かならずしも花の撮影に向いているというわけではない。
さらに、すぐ近くには森に囲まれた湿原や池がひろがっていることもあって、高湿度もまた、ぐったりさせられるほどに半端ない。
ベンチがあちこちに置かれているのだが、少なくともこの時期は、のんびりした雰囲気に浸ろうという夢は見ない方が良いだろう。
しかし、だからこそ拾える絵があるのだ。
高湿度によってぐったりさせられるのなら、そんな「ぐったり」の大きな根源となっているエリアを、つまり水辺のエリアを集中して歩けば、想定してもいなかった正解をつかむ可能性も高まるだろう。
と、思う。
多様多彩な絵とめぐりあうためには、ぐったりの根源となっている水辺の、ハイコントラストな木々の影の中を歩くしかないのだ。
