龍神の峡谷に沿った、小雨降る森の中の道 - 常陸太田市 竜神峡

 

 

使用レンズのご紹介リンク

 

 

久しぶりに龍神峡に行った。

龍神ダム湖に沿った森の中の道を歩いたのだが、小雨がぱらついていた。

まあ、バーバー降っているわけでもないからそのまま歩き、本格的に降り始めたら戻ろうと考えた。

 

地図で見ると、龍神ダム湖はまさに龍のような形をしているのが面白い。以下のリンク先の下の方に地図が出ている。

久慈川の支流・竜神川をせき止めて作られた「竜神ダム」

 

ダム本体が位置する龍の頭部から尾部に至るまで、おおよそ3.5km程度の歩程になる。

龍の頭部に位置するあたりに大きな吊り橋がある。この吊り橋はバンジージャンプで有名なのだが、どうやら今日は人が来ていないらしい。絶叫が聞こえてこないからだ。

 

「このあたりにいる危険な生き物」という立看板があるのだが、「ムカデ」や「マムシ」といった常連に加え、「イノシシ」なども仲間入りしている。

「イノシシは夜間に活動しますが、このあたりでは昼でも歩いています」とか、コメントも気合が入っている。

いやもちろん、いずれも人の気配で逃げてゆくから、遭遇するなど宝くじの大当たりレベル、「今日はついてる」クラスのものなのだ。

 

圧倒的に生い茂る緑の中、やたらと虫が多い。ファインダーを覗いていると、耳元で「ブブブブ・・・」という羽音がするから見ると、スズメバチだったりする。

「いや、写真を撮ったら、すぐにここから離れるから。くれぐれも短気を起こさないようにね。聞いてる?」とか言いくるめて撮影を続ける。

やがて羽音が聞こえなくなる。「フッ、失せおったわ」とか思う。

しかし背中かどこかに止まっているかもしれないから、あまり罵倒しない方がいいだろう。

 

ダム湖に沿った道は水面からかなり高い。水面は遥か下方、木々のかなたにときどき見えるぐらいだ。そのため、「独特の雰囲気を持つ森の中の道」という感じがする。

結局、龍の尾までの3.5kmほどを歩いても、雨はぱらつく程度だった。

このあたりでダム湖は渓流になり、水面は、歩いてきた道よりやや低いぐらいになる。川遊びポイントにもなっているようだ。

 

で、このあたりにいる間に、いつの間にか雨がバーバー降り始めたので戻ることにした。

往復で歩程はおおよそ7kmになるが、立ち止まったり歩き出したり、しゃがんだり立ち上がったりをくり返すから、なかなかヘルシーだ。

 

今回、歩いている間、ただの一度も人に出会わなかった。しかし、いくらなんでも「ゼロ人」では少なすぎだ。

このご時世、街の中にいて、感染回避のためになかなか外出できないと考えるなら、こういうところを歩けばいいのに、とか思ったりもする。

いや、好みもあるだろうが。

帰路には、春友の彫刻の森や玉簾の滝にも立ち寄った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Carouselambra (Remaster)