【白黒写真】 パンケーキレンズで拾った2021年7月の絵
パンケーキレンズを付けっ放しにして、昭和のコンパクトカメラ気分で持ち歩き、気が向いたら撮るというやり方を併用しているのだが、今月はペンタックスのM40/2.8を使った。
このレンズにはけっこう思い入れがある。フィルムカメラ時代、サブカメラのペンタックスMEに付けっ放しにしていた。
MEは当時、世界最小の一眼レフだった。オート専用という割り切り、デザインの良さとフルメタルボディの質感など、個人的には最高のサブカメラだった。
そうして、「コンパクトカメラ気分で気軽に持ち歩く」という楽しみを与えてくれたのが、このレンズなのだ。
で、白黒写真用の色フィルターは、今月も「緑」フィルターを付けっ放しにした。
このフィルターを付けると、白黒撮影において緑は白っぽく写るようになる。つまり、濃淡のバランスが変わるのだが、特にこの季節は緑色の被写体が多いから影響が大きい。
バランスが変わることによって、緑部分のみを白飛びさせやすくなるから、独特の異界感を出現させることができる。これがやたらとハマるのだ。
色フィルターは多種存在するが、使いわけで濃淡のバランスはそれぞれ違ってくる。
基本的には、「フィルターと同じ色の被写体は白っぽく写り、補色は黒っぽく写る」。
いや、他の色フィルターも持っているのだが、今の季節は緑を付けっ放しにしたくなる。季節によって緑が少なくなってきたら、他の色フィルターも使い分けてみようかとは思っているのだが。
今回の記事の写真は、別のレンズですでにアップロードした記事と同じ場所で撮影したものもあるが、もちろん写真自体は別物だ。
すべて茨城県の中部や北部エリアでの、つまり気軽に行ける範囲での撮影だ。