初春に、花々の匂い立つ香の中で - 那珂市 茨城県植物園
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気温も上がり、次第に春らしくなってきている。
昨夜は震度５の地震が来た。それなら今日はどこも空いていそうだ。行き先は花が咲いているところが良い。
ラン園があり、彩り豊かな県植物園にでも行こうと考えたのだが、けっこう人が出ていた。同じことを考える人が多いものだ。
梅の花なども撮影予定していたのだが、行ってみたら梅はすでに終わりかけていた。
早いものだ、瞬きする間もないくらいだ。一寸の光陰、軽んずべからず。
小学生の時、夏休みの朝のラジオ体操が終わると、近所の教育熱心なお婆ちゃんが、毎朝悪童どもを集めて、詩吟を吟詠させた。
体操が終われば蝉取りに行く悪童どもが、これを吟じたのだ。
もちろん、意味など分かるはずもなかったのだが、基礎は無条件に叩きこまれるべきものだ。
それにしても、恐るべき基礎を叩きこまれたものだ。
いまの時代なら、朝のラジオ体操すら「強制はいけない」ということで、中止にされかねないだろう。それなら、悪童どもを集めて教えてくれるお婆ちゃんは、いまとなっては貴重な存在だったと言える。
いや、なんの話だっけ。そう、春の話だ。
世界初のＡＦ一眼レフα７０００に付いていた標準ズーム、いわゆる「サンゴーナナマル」を付けて、彩りの中を巡ろう。
