氷結し始めた水辺の風景 (1) - 茨城県北部
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寒い日が続き、水辺には氷結も見られ始めた。それなら外出するしかない。
水面の表情は多様であり、流れるものや氷結しかけたものの中に、抽象画と見まがうような絵は無数に潜んでいるのだ。
それに触れることは、実に喜ばしくも、得がたい体験と言えるだろう。そんな体験の中に没頭している瞬間というのは、この上ない贅沢と言える。
いや、歩けば寒いが。
カメラを構え、ファインダー内の構図を決めたら、ゆっくりと息を吐いてゆく。
ぜんぶ吐き切るわけではない、どこかで呼吸が止まる瞬間がある。そこで一瞬、ためてシャッターを切る。もしタイミングを外すとやり直しだ。
無事シャッターを切ると、なんだか頭が軽い貧血状態になる。このような瞬間の連続があるとは、贅沢過ぎて、めまいがするではないか。
カメラマンの丹野清志さんが、「夕暮れまでシャッターを切っていよう」というタイトルの本を書いていたが、これは「贅沢のすすめ」と言い代えても差し支えはない。
かどうかは、わからないが、なんの話だか分からなくなってきた。。