街灯とビルの明かり、車のライトで騒がしいような夜空は好きなのだ。
いわゆる『満天の星空』というものはあまりにも身近ではなく、現実味がない。
テレビやら写真やら、そういう平面に切り取られた世界なのだと感じている。
星座のひとつも見えず、タイヤとアスファルトの摩擦音とすれ違いながらいく宵闇こそが日常だった。
それこそが、現実だ。
騒がしさのなかに紛れた静かな寂しさがいつだって友達だ。
変わることはないのだと思う。
変わってしまったら、それはもう違う誰かだ。
寂しさが嫌いなのに、アイデンティティにしてしまって、手放せなくなっている。
そういう生き方を知らない間に選んでいた。
それを悔やまないわけではないけど。でも。
現代のオリジナルものが書きたいのだな。