今お気に入りのチョコ。
一つひとつ ちゃんと深い味がします。
結構書いてますが
私は全然SNSをしません。
なので このブログぐらいが
ネットを通じて人を知る機会。
でもそれを通じて時々すごいことを知る。
前回の記事で
上橋菜穂子さんと
彼女が学生時代に訪れて
インスピレーションを受けた
というか 背中を後押ししてもらった
超有名な英文学者の ルーシー M ボストン
さんのことを(というか彼女の家のことを)
記事に載せました。
ルーシーボストンさんは
グリーンノウの子供たち
という本ですごく有名な方です。
そしていただいたコメントから
林望さんが、かつてその家になんと下宿していたことを知ったのです。
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もちろん知りたがりの私は そのことに関する記事を探しました。幸い 彼の回想録のようなものを読むことができました。
てっきり
文学者同士の繋がりかと思いきや
全く知らずに下宿したというのですがその流れがすごく身近な感じで面白かった!!!
まず イギリスに来たての日本人研究者や 家族で
家のことがすぐに定まらない人はすごく多いと思う。
(最近の若い人の方が なんかネットを使えるからか結構きちんとしてくる印象があるけれど)
日本のちゃんとした感じじゃなくて
こっちだと本当に色々不便で遅かったりするので、、、
こっちで大学に何年とかくる人で
そういう海外に慣れていない人が来ると
まず家を手に入れるのに一苦労 というのを見かける。
だって
家を借りるのには
まずイギリスの銀行口座を要求される
しかし
イギリスの銀行口座を作るのに
イギリスでの住所が必要と言われる
という、、、
本当に矛盾した状況とかが良くある。
そして 家を探していて出会う 担当の人が不親切だったりする。
そんなこんなで
想像以上に長いこと
ホテル住まいで
荷物どうしたものか
とか
困っている家族にはすごくあった気がする。
(ちゃんと仕事もあって お金もあるのに!)
銀行のことはさておき
そういう すむ家が見つからない
大学の部署に行ってもなんかすごく不親切で
困るという状況が 林さんにも生じた。
藁にもすがる思いで
探しまくり いくつかの候補の住所を
紙に書き写して 連絡を取る主人公。
(本には ここら辺が 今のブログみたいに載ってます)
その様子が 本当に鮮明に目に浮かびます。
なぜってそういう家族を山ほど見てきたから!
しかし
彼の 一般人とは違うところは
それで
街からは遠い場所の
一見の古い家に連絡をし
ロンドンからそこを訪れ
そこの老婦人と話して(これがかの有名なL.Mボストンさんだったのだけど 彼は知らず ちょっと怪しんでいる(笑))
そして翌日には そこに決めてしまうというところ!
私が見てきた多くの日本人家族は
どれくらい便利かとか
そういう 日本的な価値観で決めてしまうけれども
そうではないところは やっぱり特別な方です!
そうして彼は
なんとイギリスの中でも
最も古い建物の一つに格安で住むことができ
かの有名な文学者の生前を知り(というかそこにすみ!)
という僥倖に恵まれます!
そこでの生活もかかれているのですが
まさに素敵!
月の光を浴びること
それを ボストンさんから話にも聞くこと
そして 私もあの建物を見てきたからこそ
あの古からの建物で それをすることの特別さ!みたいなものが実感を持って感じられる!!!
さらに 感動したのは
彼女の人への態度。
(普通イギリスでは、人を住まわせるのに家具付きゆえにうんと長い契約書を交わす。何が何個とかそういうやつ。うちも家を一つ貸してるので その契約の大変さが良くわかる。日本の賃貸なんかとは全然違う!)
でも彼女は 相手を 信じる姿勢を見せるのです。
敷金などもなく
夫人はそんなこと、面倒だからよしましょう、お互いの信頼(Trust)でね、といって、これも一向に気に掛ける様子がなかった。
この、いわば見ず知らずの東洋人を、まずはしっかり信頼する、という態度に私がどれほど感動し力づけたれたか。
(「イギリスは愉快だ」より引用)
本当にね!
それまで ぞんざいに扱われた主人公が この態度にどれだけ感動したか 心打たれたか考えてしまいます!
さらには ビクトリア時代の骨董品の食器などが並ぶにも関わらず
「もし備品を壊したりしたら、町のマーケットで買って補充しておいて下さればそれで良いのよ。
どうせ大した価値のあるものなんかありゃあしないのですもの」
というボストンさん!!!
(※普通の貸し屋では壊した場合のいろいろな契約などもあってサインをしなくちゃならない)
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なんか
もう このおばあちゃんが好きで仕方なくなるような内容でした。
その 大胆な人となりもあるのでしょうが
きっと彼女にとって ここが本当に
生活の場であったから
だから 一つ一つのものは 大事なものだけど
「生活用品」という気持ちがあったのはないかと思う。それは 博物館で扱ったり感じる価値とは全然違うものとして。
その辺は 以前行った宿にも通じるものを感じました。(とんでもない部屋で とんでもない椅子に お客が泥だらけの靴で歩き 座るのをなんとも思わない感じ。だってどれも日用品(!)だから。※隣がアビー付きの公園なので泥だらけになるのは必須です))
https://ameblo.jp/raincherry2021/entry-12798613440.html
そして
そんな彼女の書いたものは
間違いなく
その価値を認めながら
生活に根差した
素晴らしいものに違いないと思うのです。
ボストンさん
彼女についていい文章があまり見つかりませんでした。(一つとても良いブログを見つけましたが だいぶ長く更新されていない方だったので連絡を控えました)
人生等についてはWikipedia などをご参照ください。私は本紹介のこの文章から 彼女の姿が帰ってよく見えたように感じました。
彼女は自分が書いただけではなく、いろんな未来の作家へも影響を与えたらしく、またその方法も面白い!
https://www.kosho.or.jp/wppost/plg_WpPost_post.php?postid=12078




