さて

今月末に仕事のためにIElTSを久々に予約しました。




以前は面倒と思っていた勉強も

今回ちょっとIELTSのネット上のコースなどにちゃんと入って 計画的に進めるようになったら

勉強はむしろ楽しくて仕方ない。


ただただ時間が足りないけれど。


そして 勉強をしてると

英語話者の考え方がわかってくるように思う。



例えば

エッセイを書くのに 例を挙げるのですが

「例を挙げることで その意見なりアイデアなりが正しいことを示すため」

と IElTSエッセイでいいます。


これを見ると コモンローの考え方を思い出します。

大陸法を使う日本人にはにわかに信じがたい内容だと思います。

日本の法律は大陸法と言って

基本原則が定められていて これを各事象に当てはめて考えて 法に従う方法をみんなが撮ろうとします。裁判でも、その基本原理と照らしてどうかが話合わせてます。(もちろん一部は過去の事例も活用されますが根本的なところを示す法があります)


一方で 英米法は そういう基本的なルールはなくて 

習慣法とも言われて それまでの習慣とか たくさん事例があること 

「それが正しい」という法律です。


詳しくはこちらから

https://ameblo.jp/raincherry2021/entry-12792546759.html



こういう考えが基本にあるから

例を挙げること=正しいと証明することにつながるっていうか 考えが浮かぶんだなーと

思いながら

エッセイを練習に書いています。


日本の 

基本的ルール(原理)があり

それに従おう!というのとは全く違う思考方法で 本当に面白いと思います。



ちなみにこの考え方の違いは日本とイギリスだけではない様子。

医療の職場でも 英国人と

他国のスタッフが半数ずつくらいいるのですが

この根本的考えの違いは結構明確だなと思います。


例えば イギリス医療では こういう状況の人にはこういう治療が有効だったことが多いから、これをしよう という大きな流れがある様子。

一方で 日本なら(というか日本以外の国もだと最近実感していますが) 可能性が多い(事例がおおい)書い中ではなくて 今の状態がどういった原因で起きているかを考え 背景にある理由を探り 理由に最適な支援をしようと試みます。

イギリス以外の職員は結構真剣に この背景の原因を探りベストを尽くそうとしますが イギリス人の中には事例と似た状況での過去の手当などを

「エビデンス」として用いてそれを進めようとする傾向が強うい印象です。


NHS医療は財源が足りないから欠陥とかよく言われますし それももちろんありますが

どうもそれだけではない部分も多々あるように感じます。(「Evidence based medicine」といってもそのエビデンスの考え方が違うような、、、)



こういう違いに イライラするスタッフも少なくないのですが(命に関わる医療なので 何で追求すべき原因をもっと精査にみないのかと 真剣に起こるスタッフも多々います)  

それをもっと根本的な基本的思考方向の違いに照らして考えると なんか冷静に考えられるというか、、、。まあ そういう思考で色々学んできているし仕方がないよなあ って感じもしてきます。




何にしても

他言語を学ぶというのは

ただただ単語や文法じゃなくって

考え方を学ぶことですね。


本当に面白いです。


他にも驚きのイギリス医療