昨日この本を読み終えました。
さすが 上橋菜穂子さん!
面白すぎて
土曜日に借りて あっという間に止まらず読んじゃいました。ああ 続きを早く日本行って書いたい!!!
ファンタジーで
あっという間に その世界に引き込まれちゃうんです!
話の流れも面白く、そして出てくるキャラクターもみんなすっごい魅力的なのです❤️❤️❤️
それにしても 最近考えてしまうのが
「ファンタジー」って括りってなんだっけ?みたいな、、、、、。
前回書いた インターナショナルなクラスメートたち
国の宗教との関係で逃れてきた人
政治的な関係で国を逃れてきた人や
動物の体をした神様たちの何かを慕うのが当然の国
などなど、、、、
今世界中で色々な戦争やら 紛争やら 色々あり
そしてイギリスは 人道的な気持ちから(本当は人手不足も手伝ってか) 香港やウクライナやそういう難民をものすごい勢いで受け入れています。(ロシア系の他の難民もおおい)
そうすると
命をかけて 水の中や平原を抜けてくる場面とか読んでドキドキワクワクしてても、、、
「ああ これあの子から聞いた話に似てるなー」
とか、、、、めっちゃ身近に感じちゃいます
施政者の都合ですごく簡単に
命が失われるのをみても なんか
日本にいて こういうファンタジーを読んでる時とは
また全然違う親近感で
こういういわゆる「ファンタジー」
と言われることを感じられてしまいます。
で あれ?!なんだっけファンタジーって、、、って思う。
例えば キリスト教の熱心な人たちは キリストが本当にしたこととして いわゆる不思議な力 みたいのを話しますよね?
そういう人にとって マジカルパワー見たいのって 「絶対にありえないこと」って括りではないんですよね?きっと?
ちなみに 上橋菜穂子さん自身も
ケルトの昔話が大好きで 学生時代にきたそう。
詳しくは以前書いたこちらを↓
https://ameblo.jp/raincherry2021/entry-12687051459.html
イギリス人の作家 ローズマリーの家に行き
背中を押されて 作家になったそう。
上橋菜穂子さんの本の面白さの一つは 間違いなく
その臨場感!
その場の匂いを感じ 風を感じるような感じ!
イギリスでの経験があり オーストラリアでのアボリジニとの経験のある上橋菜穂子さんは
果たしてあの臨場感を 上橋さんはどれくらいの距離感を持って書いてるのかなとふと考えてしまいました。
それにしても ふと世界を見ると
宗教が生活を大きく左右している国も 森林に暮らす人々も 戦禍を逃れる人も
電気のないとこで暮らすような人も
本当に色々な人がいます。
そういう色々な人から見た時 ファンタジーってなんでしょうね?
ちなみに 日本であった患者様で ものすごいお金持ちの方が 「ファンタジー」として「わたる世間は、鬼ばかり」を見てらっしゃいました。
「あんな世界あるわけないわよねー」と言って
当時同僚だった子は 飲み屋の娘で、、、
いやいやあんなの日常茶飯事!
患者さんのが「ファンタジー」だとよく言ってました。
実は 同じ国の中でも それぞれの人にとっての 身近な現実的なこと とファンタジーの境目は結構違うのかもしれませんね。
世界は面白い。