今週見たDVD(29年5月1週目)

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4月はちょっとした引っ越し騒ぎで時間がとれず、『流星人間ゾーン』第7話のレビュー用にDVDを見返す以外、他のDVDをな~んにも見られませんでした(T▽T)

このGWから1ヶ月間ぶりにゾーン以外のDVDを鑑賞してます。うれし~(///ω///)♪





まずはとうとう最終回を迎えた『ガイスラッガー』から。

『氷河戦士ガイスラッガー』第20話「21光年への特攻」

ソロン号を駆って、インベム侵略軍との最後の決戦に挑むガイスラッガーのケン。

第1話の時にブログのトップ画像にして以来、『ガイスラッガー』が1度もトップを飾ってなかったので、最後くらいはと思い、主人公のケンの画像を一番最初に持ってきました(^^)/。

太陽系艦隊の地球攻略が遅々として進まないことに業を煮やしたインベム皇帝ババル・ベム・インベムは、司令官のデガス将軍に、太陽系艦隊の全勢力をもって地球総攻撃を行うよう厳命するところから、物語が始まります。
いかにも打ち切り作品の最終回らしい展開です。

上の画像の貧相な男が、インベム皇帝ババル・ベム・インベム。
こう言っちゃなんですが、威厳のかけらもありません。

石森先生、キャラデザもうちょっと頑張って欲しかったですよ…(´Д`)。

目を見張る程の大艦隊を率い、隕石爆弾で地球に無差別攻撃を開始したインベム軍。
この隕石爆弾攻撃で、日本では首都東京が壊滅してしまいました。

インベム軍のかつてない大攻勢に、デガス将軍がいよいよ本格的に地球侵攻に乗り出したことを知ったガイスラッガーは、こちらにとってもインベム軍との決着は望むところとソロン号で宇宙に飛び出しましたが、あまりにも多勢に無勢、もはやソロン号が撃ち落とされるのも時間の問題となりました。

しかしその時、インベムの大艦隊に負けるとも劣らない無数の戦闘機が現れ、次々とインベムの円盤フォーサーを撃ち落とし、ソロン号の危機を救ったのです。

ソロン号を救った戦闘機の大編隊こそ、ガイスラッガーのタロがソロンの軍事力を国防軍に伝授して完成した、新たな地球防衛軍の切り札でした。

次々とインベムのフォーサー、そして母艦のスペーシガーを撃ち落としていく地球防衛軍の戦闘機。

ガイスラッガーはインベム軍の有象無象を地球防衛軍に任せ、次から次に隕石爆弾を打ち出し続けるデガス将軍の旗艦を目指します。

しかしさすがに太陽系艦隊の旗艦だけのことはあるデガス艦、おいそれと近づけてはもらえず、ソロン号はデガス艦の次元震動波を喰らって機体の至る部位を損傷してしまいます。

そしてコクピット内では、計器の爆発からタロを庇ったジロが、頭部に大怪我を負ってしまいました。

第1話でも大怪我を負ってサイバノイド犬として甦ったジロでしたが、頭脳をやられてしまってはさすがに助けるスベがなく、命を落としてしまうことに。

毎度恒例の犠牲者ですが、最終回はレギャラー陣初の戦死者が出ることになってしまいました。

ジロの死にかえって怒りを奮い起たせたガイスラッガーは、迫りくる隕石爆弾をものともせず、デガス艦にソロン攻撃(ソロン号による突撃)を加え、ついにインベム軍太陽系艦隊を撃破いたしました。

ソロン号のような特攻機能こそはないものの、その他の戦闘力及び機体の防御力がソロン号に匹敵できる戦闘機を開発できるまでになった
地球防衛軍。

地球の防衛は彼らに任せておけば大丈夫と判断したガイスラッガーは、インベムの侵攻を元から断つべく、これからソロン号でインベム星に特攻すると地球の志岐親子に伝え、21光年かなたのインベム星へ旅立って行きました。

ガイスラッガーとの別れに涙する玲子と浩の姉弟。
ケン兄ちゃん達はいつか必ず帰ってくると浩は言いますが、ガイスラッガーの5人はインベム星へ特攻しに行ったのです。元より生きて帰るつもりはありません。

しかし、インベム軍の1戦線に過ぎない太陽系艦隊にすら、地球防衛軍の助力なくしては太刀打ち出来なかったガイスラッガーのソロン号。

ババル皇帝が鎮座ましますインベムの本拠にソロン攻撃を加えるまで、今現在ですら各部損傷しているソロン号が、迎撃してくるインベム軍を掻い潜って飛び続けることが、果たして可能なのかどうか…!?

亡国の戦士として登場したガイスラッガー。
最初から彼らには、どう転んでも未来のない結末しか待っていなかったようです。

思えば『氷河戦士ガイスラッガー』はマイナー作品ながら、実に石森テイストあふれる作品でした(石森マンガって結構鬱展開が多いんですよねぇ。TV版だけ見るとちょっと想像しにくいと思いますが、『仮面ライダー』も『変身忍者嵐』も『人造人間キカイダー』も『ロボット刑事』も『宇宙鉄人キョーダイン』も、石森氏が手掛けたいわゆる原作版はみんな鬱展開です)。





『海のトリトン』第10話「めざめろ、ピピ!」

今日も今日とて口喧嘩の絶えないトリトンとピピ。
イル・カル・フィンのイルカ3兄弟は、2人の仲を取り持とうと『歌う島』に連れ出します。

岩と岩の間を吹き抜けてゆく風が、まるで笛の音のように鳴る“歌う島”。
風の音を聞いて、なんとなくいい雰囲気になっていたトリトンとピピですが、お互いの身の上話をしているうちに、結局険悪なムードになり、ピピが“歌う島”を飛び出して先にイルカ島に帰ってしまいます。

トリトンが“歌う島”にそのまま居座っていると、イルカ3兄弟を引き連れたルカーがやってきて、ピピがまだイルカ島に帰ってないと告げました。

潮に流されたり、ポセイドンに見つかったりしたらと心配するルカーを、トリトンはまさかと否定し、どこかその辺に隠れてるんじゃないのかと、取りあえず近場を探し始めました。


ところでその頃 当のピピは、ルカーの心配した通り、潮に流さた上にポセイドン族のポリペイモスに見つかって、必死で逃げておりました(爆)。


“歌う島”付近でピピを見つけることが出来ず、イルカ達と手分けしてピピを探すトリトン。
しかしいくら探してもピピは見つからず、時間だけが刻一刻と過ぎて行きます。

やがて陽も落ちようと言う頃になって、ピピがすでにイルカ島に帰っていると、イルカ3兄弟が報せにきました。
ホッと安心するトリトン。


イルカ島に戻ったトリトンは、何故“歌う島”からまっすぐ帰らなかったのかピピに詰め寄ります。
しかしピピは、どうしてトリトンに言わなきゃいけないのと口答え。

ピピがポリペイモスの使役するギンザメの群れから逃げるのに必死で、イルカ島に帰るどころではなかったとは露ほども知らないトリトン、ピピの反抗的な態度についに切れてしまい、みんながどれだけ心配したと思ってるんだと、ピピの頬に平手打ちを喰らわせてしまいました。

よく事情を聞きもしないうちから、女の子に手を上げるのは感心しませんなぁ。

あげくに、お前はもうワガママが言える北の海の女王じゃない、女王は女王でもトリトン族の女王になれと上から目線の物言い。

トリトン族の生き残りはトリトンとピピだけですので、トリトン族の女王になれ即ちトリトンの妻になれと言うことになります。
聞き分けのない女の頬をはたいて略奪婚、なかなかワイルドですトリトン。

サブタイトルの「めざめろ、ピピ!」とは、トリトンからの目線だけに立った、えらく一方的な言い種ですな。





『ゲッターロボG』第12話「遥かなる荒野の決闘!』

アメリカ西部で、連続宝石店襲撃事件が発生。
事件の背後に恐るべき組織力が働いてることを察知したアメリカ政府は、日本の早乙女研究所にゲッターロボの出動を要請しました。

おいおい、テキサスマックの立場は?。。(〃_ _)σ∥

地元住人がいないのをいいことに、勝手に家屋に侵入して、着衣を失敬するベンケイ。
アメリカ政府の要請で現地調査に入っている、いわば公務中に、何をやっているのかこのお調子者は。

ジャックとメリーの兄妹をさっさと出しておけば、こんなカウボーイ姿の似合わない男のコスプレ等見なくても済んだのに…。


ゲッターチームが西部に入った時に流れた劇伴は、旧作009からの流用ですね。





『UFOロボ グレンダイザー』第63話「雪に消えた少女キリカ」

今回のゲストキャラ、ベガ星連合軍の科学者コマンダーキリカ。
『花の子ルンルン』のルンルンと『魔女っ子メグちゃん』のノンを足して2で割ったようなキャラクターデザインで、実に可愛らしい。

1回こっきりしか登場しないゲストのキャラデザがこんなに気合い入ってるんだから、荒木伸吾氏作監回が人気高いのもうなずけますね。

キリカにはかつて仲の良い兄がいました。
彼女の兄は、今や宇宙の難民となったベガ星人のために、まだ火の玉に過ぎない若い新星を冷却して人間が住める環境を作り、その星に移住することを目論んで、どんなものでも凍結することが可能な冷凍光線の研究を続けていましたが、道半ばにして亡くなってしまいました。

キリカは兄の遺志を継いで冷凍光線を完成させましたが、完成を知ったベガ大王の下した命令は、兄妹の悲願とは裏腹に、グレンダイザーを凍結して略奪することだったのです。

意に添わぬまま地球にきたキリカでしたが、デュークとマリアの兄妹に自分たち兄妹の姿を重ね見て、グレンダイザーの強奪を断念。
ベガ大王の命令に背いた彼女に未来などあろう筈もなく…。

美少女キャラがゲストとして登場すると、得てして悲劇に終わってしまうところも、荒木氏作監回の人気を後押ししている要素ですね。





『仮面ライダーX』より2話。
第28話「見よ!Xライダーの大変身!!」

怪人クモナポレオンとの戦いで全エネルギーを奪い取られ、瀕死状態となった敬介は、V3=風見志郎に救出され、マーキュリー回路の移植手術を受けました。

甦った敬介は 「大変身!」の掛け声とともに、パワーアップした新生Xライダーに変身!

…うわぁ、先輩ライダーと代わり映えしない変身の仕方だなぁ。
せっかくXライダーの個性が出ていたセタップ変身だったのに。

パワーアップした新生Xライダーの戦闘スタイルは、ライドルを使わず徒手空拳で敵と戦うと言うもの。

……重ねてうわぁ…、これまたXライダーのアイデンティティだった、ライドルを使った殺陣を反故にして、先輩ライダーと変わらない戦闘スタイルに退化ですか……。


もともと地味なライダーだったXライダーが、パワーアップした結果個性を喪失し、ますます地味なライダーになってしまいました(ToT)。





第29話「死闘!!Xライダー対Xライダー!!」

マーキュリー回路の副作用で、チリチリ頭になってしまった敬介。

こんなところだけ妙に個性を出しても…。

この手の特撮番組では定番の、ヒーロー対ヒーローの偽者。

うんまぁ、ただのネタ回ですね。