本来なんら実体の伴わない似非疫病騒ぎで延びに延びまくっていたモンスターバースシリーズ最新作の『ゴジラvsコング』、ようやく日本でも公開されましたね!
これまでシリーズを牽引していたモナークがこれっぽっちも活躍してなくて、ある意味ビックリさせられました(てっきり裏の主役かと思っていたのですが・・・)。
ゴジラも始終一歩退いたポジションのまま消えて行きましたし、ハリウッドでのゴジラの活躍もこれで見納めですかねぇ(T▽T)ホロリ





さて今回ブログにアップしますのは、㈱エクスプラスの“デフォリアルシリーズ”キングギドラ(少年リック限定版)。
モンスターバースシリーズ第3弾『ゴジラKOM』で“偽りの王”として大暴れしたハリウッド版キングギドラです。


前回のブログのコメント欄で、私は少年リック限定版の怪獣フィギュアをもう一体持ってますと書いたんですが、このキングギドラのことになります。
前回紹介したゼットン2代目のフィギュアのような超リアル志向の“大怪獣シリーズ”とは全く方向性が違いますが、エクスプレスさんはこのキングギドラのようなデフォルメ怪獣フィギュアでも有名なメーカーなんです(^^)。


このデフォリアルキングギドラをゲットしたのはだいたい1年くらい前でして、いつかブログにアップしようと思いつつアッと言う間に1年、せめて『ゴジラvsコング』が公開されるまでにはと考えていたのですが、結局それすら間に合わない体たらく。
今頃やっとアップすることになりました。

どんだけ記事作るの遅いんだ俺・・・(´Д`)





まずはケースと内容物の紹介から。
内容物はキングギドラ本体と電池ボックス、フィギュアを支える台座の3点です。

ケースは高さ19cm×横幅25cm×奥行28cmとなかなかの大きさ。
キングギドラも頭までの高さ16cm、両翼の幅25cm、首から尻尾までの長さが24cmと相当な存在感を誇るフィギュアになってますが、PVC素材なので大きさの割にかなり軽いです。





フィギュアの肝である顔のアップ。
最大の特徴である3つの首が、口を閉じた顔、少し開いた顔、噛みつくように大きく開いた顔と、それぞれ違う表情で造形されています。

デフォルメフィギュアなら簡略化されそうな口の中も、妙に淫靡な形の口蓋襞や、爬虫類特有の二又に別れた舌先、ぬめるような赤色と、造形・色使いともぬかりがありません。
さすがデフォルメ×リアル=デフォリアル。





真ん中の首のアップ。
獲物を見据えるように鋭い眼差し、ワニのように分厚い鱗肌、怒った犬科の動物のように太い皺を寄せた口元等、見る者を唸らせる出来映えですね。
年輪を刻むかのように沢山の筋が走る角もよくできてます。


モンスターバース版のキングギドラは3つの首それぞれ個別に意思を持っており、性格も皆違います。
真ん中の首は仕切り屋タイプとのこと(つまりリーダー格)。





グワッと口を開いた左の首。
一番好奇心旺盛な性格らしいです。
この性格が災いしたか、真っ先にゴジラに首チョンパされてしまいました。

この首が現在公開中の『ゴジラvsコング』で重要な役回りを担う訳ですね。





3匹のうち、もっとも攻撃的な性格の右の首。
口を閉じてるのでなんとなく思慮深そうに見えます。
左の首と逆さまのほうが、性格に合ってたような・・・(^^;


3つの首全部そうですが、眼窩が相当落ち窪んでいて、目玉はかなり奥の方で見開かれています。
左の首の写真を角度を変えて複数枚並べてみましたが、ちょっと判りにくいですねf(^_^;



さてモンスターバース版キングギドラですが、オリジナルの東宝版キングギドラとは随分趣きが異なります。
東宝版のキングギドラは東洋の龍を模した頭部なのに対し、モンスターバース版はハリウッドらしく西洋のドラゴンに似た頭部になってます。
もっとも分かりやすいのは角の形で、東宝版は神聖な生き物とされる龍や麒麟に見られるような鹿状の角、モンスターバース版は魔物扱いのドラゴンや悪魔に見られる山羊状の角をしてますね。



側面から見たキングギドラ。
東宝版のキングギドラはその体の作りから、絶えず翼を開いた姿をしてましたが、モンスターバース版のキングギドラはご覧のように四つん這いになることが可能。
まるでハリーハウゼンのドラゴンのようです。

エマ博士の車を追いかけ回す姿が印象的でしたね。





背面と腹面の写真。
真上からも撮れば良かったf(^_^;

真ん中の首だけリーダーであることを主張するかのように、背鰭(首だから首鰭?)が2条生えてます。

翼の形状も東宝版とモンスターバース版で随分違うことがよく判りますね(かたや魚の胸ビレのような形、かたや蝙蝠の翼に似た形)。





上で蝙蝠の翼に似てると書きましたが、左右の翼にはそれぞれ8つの爪が生えていて、よく見ると実に不思議なデザインです。
前の5本の爪は明らかに1本の腕から生えているのでこれを5本の指になぞらえていいと思いますが、脇腹に近い3つの爪はどう見ても5本指を持った腕とは別の骨組みをしてます。
モンスターバース版のキングギドラは8本腕?





鳥の脚状の右脚。
太股のトゲ状の突起群が目を惹きます。

着ぐるみである関係上、東宝版のキングギドラの多くは鈍重そうなぶっとい足をしてましたが、『モスラ3』の白亜紀型キングギドラが鳥脚に近い形状だったので、そんなに違和感はありません。





こちらは左脚。
右の太股と同じようにトゲトゲがあるのですが、この部分が着脱可能になってまして、これを外すと中にはプラグの差し込み口が。
ここに上の方で紹介しました電池ボックスと接続し、スイッチをオンにしますと・・・。





キングギドラの目に禍々しい光が!
これこそ少年リック限定版の特別ギミック。





ギラリと光る邪眼。
まさに命が宿ったかのようです。

しかし真に驚くべきギミックは別の箇所にありまして。





なんと3つの首が高速でリレー発光!!

『KOM』劇中、引力光線の発射準備段階にあるキングギドラの3つの首に光が走るさまが実に印象的でしたが、そのまさかのシーンを再現しようと考えたエクスプラスさんの着眼点に脱帽、動画を見て迷わずポチッてしまった次第です(^^;





一応下に動画にしてみました(音あり。て言うか、この歌をかぶせてみたかっただけ)。

以上、少年リック限定版キングギドラでした(^^)。